世界遺産シリーズ第11集80円郵便切手
─「原爆ドーム」をデザインするとともに、デザインコンクール特賞作品の切手を発行─
名称 | 世界遺産シリーズ第11集 「平和」切手デザインコンクール | |||||||||||||||||||||
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種類 | 80円郵便切手 | |||||||||||||||||||||
切手・意匠 |
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発行日 | 平成15(2003)年3月20日(木) | |||||||||||||||||||||
発行枚数 | 3,100万枚 世界遺産2種・コンクール8種・計10種連刷、各310万枚 | |||||||||||||||||||||
印面寸法 | 縦33.5mm・横25.0mm :1)(2)(3)(4)(6)(7)(8)(9) 縦34.1mm・横25.0mm (5) 縦33.8mm・横25.9mm (10) |
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版式刷色 | グラビア6色 | |||||||||||||||||||||
写真撮影 | 麻賀 進(写真家):(1)及び背景 | |||||||||||||||||||||
写真提供 | 広島平和記念資料館 (2) | |||||||||||||||||||||
原画 |
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デザイン | 森田 基治(技芸官) | |||||||||||||||||||||
背景 | 「原爆の子の像」(菊池 一雄 作) |
発行する郵便切手のデザイン等
世界遺産シリーズ第11集「原爆ドーム」
「世界遺産シリーズ」は、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき平成6年以降に登録された日本の世界遺産をシリーズ切手として平成13(2001)年2月23日から発行してきたもので、最終集となる第11集では「原爆ドーム」をデザインします。
原爆ドームは、本来は大正4(1915)年に完成した広島県物産陳列館です。設計はチェコ人の建築家ヤン・レツル氏で、楕円形のドーム、壁面のふくらみなどに見られる大胆なヨーロッパ風の建物は当時の広島名所の一つとなり、シンボルともなりました。
昭和20(1945)年8月6日午前8時15分、この建物から南東約160メートルの高度約580メートルで原爆が炸裂しました。建物は一瞬にして大破・全焼しましたが、爆風がほぼ真上から到達したため、壁の一部は倒壊を免れ、ドームの鉄枠とともに象徴的な姿をさらしました。
この廃墟は、いつのころからか「原爆ドーム」と呼ばれるようになり、平成7(1995)年6月に国の史跡に指定され、平成8(1996)年12月には世界遺産に登録されました。
世界遺産に登録された正式名称は「Hiroshima Peace Memorial, Genbaku Dome」で、登録理由は「時代を超えて核兵器の究極的廃絶と世界の恒久平和の大切さを訴え続ける人類共通の平和記念碑である。」とされ、世界平和への祈念の意味が込められています。
切手としては、現在の原爆ドームと完成当初の大正4(1915)年~9(1920)年ころの広島県物産陳列館を描いています。
「平和」切手デザインコンクール
「平和」切手デザインコンクールは、原爆ドームの世界遺産への登録の意義の一層の周知を図る一助とするため、平成14(2002)年に実施しました。国内及び海外85か国から10,019点の応募があり、特賞の作品8点を切手のデザインとして採用しました。
なお、受賞作品に対する本コンクール審査委員長(磯田皓:グラフィックデザイナー)の講評(原文のまま)は、次のとおりです。
La Paix(平和)
原爆ドームを鳩が見守る。平和の光背を放ちながらドームをまもる。この鳩にだけ任せていいだろうか。我々も我々としての平和の意志を強く発信しなければならない。
Taika(平和)
手には花をもちましょう。右手にも、左手にも、花をもちましょう。そうすれば、銃を持たなくていいのです。
Universal shrine of peace(世界平和の聖地)
原爆ドームを鳩が見守る。平和の光背を放ちながらドームをまもる。この鳩にだけ任せていいだろうか。我々も我々としての平和の意志を強く発信しなければならない。
平和の願い
ドームの上に高々と掲げる平和の鳩。風船を描いて「ふみの日」切手に採用されたのが6年まえ。もはやジュニアのベテラン
いのち燦燦
子供を抱いた母親と鳩が鮮やかな背景に白く浮かび上がる。バックの滲みの配色が明るい未来を予感し、抱きしめた子供に映える。素朴で端的な画面
出会い
星の王子様を思いだす。掛けがえのないこの地球。掛けがえのない貴方と私。そして皆さんだって。大自然も、あの雲も大空も、手をつないで仲良くしよう。
にじ色のポッポ
ぼくは平和の鳩だ。これからお仕事に行ってくる。平和を迎えに行ってくる。ちょっと太りすぎたかな。
うさちゃん
雲さんと蝶さんが楽しそうにお話してる。そこへ兎さんが遊びにきた。『オーイ、いっしょに遊ぼう』。こうしてみんなは仲良しになる。
本件郵便切手の名称について
特殊切手発行計画では、本件の名称を「世界遺産シリーズ第11集」としていましたが、かねて発表しておりましたとおり「世界遺産シリーズ第11集」の切手とともにシートを構成して今回発行する「平和」切手デザインコンクールの切手は、世界遺産そのものを意匠とするものではないことから、本件の名称については、「世界遺産シリーズ第11集・「平和」切手デザインコンクール」という並列のものに変更しました。
販売概要
販売場所
全国の郵便局等
シート構成
10枚(10種連刷)
なお、1枚から販売します。
通信販売
東京中央郵便局において通信販売を行います。
郵便振替による申込み
平成15(2003)年4月21日(月)までに、全国の普通郵便局及び特定郵便局全局に備付けの「切手注文専用振替用紙」でお申し込みください。
郵便貯金の自動払込みによる申込み
特殊切手やふるさと切手を継続して購入御希望の方は、1回の申込みで継続して郵便切手の購入ができる郵便貯金の自動払込み制度を利用した通信販売サービスが便利です。全国の普通郵便局及び特定郵便局全局に備付けの「自動払込利用申込書」により、平成15(2003)年2月20日(木)までにお申し込みください。
郵趣のための押印サービス
押印サービスの実施
特別日付印による初日押印サービスを次表のとおり実施します。
区別 | 押印方法 | 記念押印 | 引受消印 | 取扱郵便局 | ||
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絵入り | 黒活 | 絵入り | 黒活 | |||
窓口 | 手押し | ○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
取り扱う印ごとに 別表1から別表3までに示す郵便局 |
押印機 | ○ | ○ (機械ハト印のみ) |
○ | ○ (機械ハト印のみ) |
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郵頼 | 手押し | ○ | ○ (和文ハト印のみ) |
○ | ○ (和文ハト印のみ) |
広島中央郵便局 |
押印機 | ○ | - | - | - | 岡山中央郵便局 (広島中央郵便局名で) |
(注)
- 「郵頼」とは、郵便による初日押印の申込みのことです。
- 「絵入り」とは、絵入りハト印のことです。また、「黒活」とは、和文ハト印、欧文ハト印及び機械ハト印の総称です(これらの意匠については、下記の「特別日付印の意匠」を参照願います。)。
- 「引受消印」のうち欧文ハト印及び機械ハト印については、外国あてとするものに対するものに限ります。
郵頼による記念押印の申込方法
所要の郵便切手代金(郵便為替の「普通為替」又は「定額小為替」によること。) を添え、次の要領で「記念押印」及び「引受消印」の各別にお申込みください。
記念押印
郵便切手を貼る位置、郵便切手の意匠及び押印箇所を指定した封筒若しくは台紙又はこれらに類するもので材質が紙であるもの(1枚の大きさが23.5cm×12.0cm以内のもの。ただし、切手シートのまま記念押印を希望される場合は、22.9cm×16.2cm以上33.2cm×24.0cm以内のものとしてください。)に返信用封筒(返送先を明記し、必要な郵便切手を貼り付けたもの)を添え、送付してください。
なお、申込封筒の表面左横には、それぞれ次のとおり朱書きしてください。
1. | 手押しによる押印 | ・・・・・・ | 「世界遺産・コンクール記念」 |
2. | 押印機による押印 | ・・・・・・ | 「世界遺産・コンクール押印機記念」 |
引受消印
郵便切手の意匠を指定の上、あて名を明記した定形郵便物の大きさの封筒又は私製葉書を送付してください。ただし、切手シートのままでの引受消印は取り扱いません。
なお、申込封筒の表面左横には、「世界遺産・コンクール引受」と朱書きしてください。
申し込み先(郵頼指定局)
押印方法 | 申し込み先 |
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手押し | 〒730-8799 広島市中区国泰寺町1-4-1 広島中央郵便局 調整課 「世界遺産・コンクール・手押し」初日印係 |
押印機 | 〒700-8799 岡山市中山下2-1-1 岡山中央郵便局 郵便窓口課 気付 広島中央郵便局「世界遺産・コンクール・押印機」初日印係 |
お申し込み期限
平成15(2003)年3月10日(月)(当日消印有効)
特別通信日付印の意匠等
絵入りハト印の意匠 (左、手押し用 右、記念押印機用)
左:手押し用 右:記念押印機用
和文ハト印等の意匠(左、和文ハト印 中、欧文ハト印 右、機械ハト印)
左:和文ハト印 中:欧文ハト印 右:機械ハト印
お問い合わせ先
押印サービス実施局
別表1 絵入りハト印(手押し、押印機とも)、和文ハト印及び機械ハト印
地方別 | 郵便局名 |
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北海道 | 札幌中央 |
東北 | 仙台中央 |
関東 | 横浜中央 |
東京 | 東京中央 |
信越 | 長野中央 |
東海 | 名古屋中央 |
近畿 | 大阪中央 |
中国 | 岡山中央 |
九州 | 福岡中央 |
別表2 絵入りハト印(手押し)、和文ハト印及び欧文ハト印
地方別 | 郵便局名 |
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北海道 | 旭川中央、函館中央及び釧路中央 |
東北 | 青森中央、盛岡中央、二戸、秋田中央、山形中央及び福島中央 |
関東 | 水戸中央、宇都宮中央、前橋中央、浦和中央及び甲府中央 |
東京 | 神田、日本橋、京橋、芝、上野、渋谷及び新宿 |
北陸 | 富山中央及び福井中央 |
東海 | 静岡中央及び津中央 |
近畿 | 大津中央、大阪東、奈良中央及び和歌山中央 |
中国 | 鳥取中央、松江中央、出雲、広島東、福山及び山口中央 |
四国 | 徳島中央、高松中央及び高知中央 |
九州 | 北九州中央、佐賀中央、大分中央及び宮崎中央 |
別表3 絵入りハト印(手押し)、和文ハト印及び機械ハト印
地方別 | 郵便局名 |
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関東 | 千葉中央 |
信越 | 新潟中央 |
北陸 | 金沢中央 |
東海 | 岐阜中央 |
近畿 | 京都中央及び神戸中央 |
中国 | 広島中央 |
四国 | 松山中央 |
九州 | 長崎中央、熊本中央及び鹿児島中央 |
沖縄 | 那覇中央 |