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特殊切手

「日本ハンガリー交流年2009」の発行

郵便事業株式会社(東京都千代田区、代表取締役会長CEO 北村憲雄)は、本年(2009年)、日本とハンガリー間の外交関係開設から140周年、また外交関係再開から50周年を迎え、両国間で交流イベントが開催されることを記念して、特殊切手「日本ハンガリー交流年2009」及び「ハードカバー切手帳(日本ハンガリー交流年2009)」を発行いたします。
この切手は、一部を両国共通のデザインとして、両国で共同発行いたします。

発行する切手の内容

名称 日本ハンガリー交流年2009
発行日 平成21年10月16日(金)
種類 80円郵便切手
切手

切手

シート構成・意匠

シート構成

(1) ティサフレドの水筒
(2) 色絵月梅図茶壷
(3) マチョー刺繍
(4) 鶴に竹文様の刺繍
(5) 富士山
(6) エリザベート橋
(7) ハンガリー国会議事堂(世界遺産)1
(8) ハンガリー国会議事堂(世界遺産)2
(9) ヘレンド磁器1
(10) ヘレンド磁器2
1シート10枚/※1枚から販売します。
印面寸法 (1)~(4)、(7)~(10):縦45.0mm×横28.0mm
(5)、(6):縦28.0mm×横45.0mm
小切れ寸法 (1)~(4)、(7)~(10):縦45.0mm×横28.0mm
(5)、(6):縦28.0mm×横45.0mm
シート寸法 縦140.0mm×横205.0mm
版式刷色 オフセット6色
発行枚数 1,300万枚(130万シート)
デザイン
(1)~(6) Péter BERKY(ベルキー・ペーテル)
(ハンガリー切手デザイナー)
(7)~(10) 森田 基治(もりた もとはる)(日本切手デザイナー)
販売場所 全国の郵便局及び郵便事業株式会社支店等(通信販売も行います)

発行する切手帳の内容

名称 ハードカバー切手帳(日本ハンガリー交流年2009)
発行日 平成21年10月16日(金)
価格 1,500円(切手1シート800円を含む。) ※1
寸法 縦182.0mm×横257.0mm ※2
発行部数 3万部
商品概要 特殊切手「日本ハンガリー交流年2009」1シートを収めた見開きの切手ケースです。切手ケースはハードカバー製となっており、ケース内側には、切手デザインの説明等を記載しています。
販売場所 原則として別紙の郵便局及び郵便事業株式会社支店等(一部、通信販売も行います) ※3
※1  切手帳は切手1シートとのセット販売のみです。切手を除いたケースのみの販売は行いません。
※2  切手帳を折りたたんだ状態。寸法は、若干変更となる場合があります。
※3  その他の郵便局においては、お取り寄せによる販売となります。
なお、発行部数が3万部のため、売り切れる場合もございますので、予めご了承ください。

切手帳のイメージ
表面
表面
切手帳を開いた状態
切手帳を開いた状態
※画像はイメージです。実際の商品と多少異なる場合があります。

発行する郵便切手のデザイン等

「日本ハンガリー交流年2009」について

日本とハンガリー間の外交関係開設は、「オーストリア・ハンガリー二重帝国」時代の1869年(明治2年)に始まり、本年(2009年)で140周年を迎えます。その後、第一次世界大戦後には、ハンガリー王国として1921年(大正10年)に外交関係が樹立されました。
また、第二次世界大戦後は、1959年(昭和34年)8月に外交関係を再開し、本年で50周年を迎えます。これを記念し、「日本ハンガリー交流年2009」として、石井幹子(いしいもとこ)氏デザインによるエリザベート橋の常設ライトアップなど、両国間で様々な交流イベントが開催されます。

切手デザインについて

この切手は、両国の工芸品、織物、風景のカテゴリから題材を1つずつ選定し、共通のデザインとして、ハンガリー切手デザイナーPéter BERKY(ベルキー・ペーテル)氏のデザインにより両国で共同発行します。((1)~(6)の切手)
また、日本発行の切手シートには、日本切手デザイナー森田基治のデザインによりハンガリーを紹介する題材の切手4種を併せて発行します。((7)~(10)の切手)

(1) ティサフレドの水筒
1876年に製作されたハンガリー・ティサフレド地方の伝統的な水筒。お酒などの飲み物を入れて持ち運ぶためのものです。
所蔵:国立民族博物館
(2) 色絵月梅図茶壷(いろえげつばいずちゃつぼ)
野々村仁清(ののむらにんせい)は、京焼色絵陶器の完成者として名高い江戸時代前期の陶工です。切手の題材であるこの茶壷は、仁清の色絵茶壷の中でも代表作として名高い作品で、国の重要文化財に指定されています。
作:野々村仁清、所蔵:東京国立博物館、IMAGE:TNM Image Archives
(3) マチョー刺繍
ハンガリーは刺繍が盛んであり、その代表的な地域の一つ、マチョー地域の中心地であるメズクベシュディ市で製作されたものです。18世紀にエプロンに施された刺繍の模様を1981年に複製されました。
所蔵:メズクベシュディ市マチョー民族工芸コレクション
(4) 鶴に竹文様の刺繍
鶴と竹は、吉祥を表す日本の伝統的文様です。切手の鶴に竹文様の刺繍は、ハンガリー・日本友好協会会長Judit Vihar(ヴィハル・ユディット)氏が所有する着物に用いられているものです。
(5) 富士山
富士山は、静岡県と山梨県にまたがる標高3,776メートルの活火山で、日本で最も高い山です。古くから歌や浮世絵の題材となるなど日本人に親しまれているこの山は、日本を代表する山として、海外でも知られています。
撮影:大山行男(おおやまゆきお)氏
(6) エリザベート橋
ブダペスト市内に架かる1903年に建てられた吊り橋です。戦争により1945年に爆破されますが、1964年に現在の姿として再建されました。ハンガリー人の間で今でも高い人気を誇る、ハプスブルク家のエリザベート皇后の名を冠したこの橋は、日本及びブダペスト市が共同で行う2009年最大の事業の一つとして橋のライトアップが行われます。
照明デザイン:石井幹子氏
写真撮影:József HAJDÚ(ハイドゥー・ヨージェフ)氏
(7)、(8) ハンガリー国会議事堂(世界遺産)
世界遺産「ドナウ河岸・ブダ城地区とアンドラーシ通りを含むブダペスト」の一部を成す、世界で3番目に大きな国会議事堂です。1885年に建築が開始され、ハンガリー定住1000年祭にあたる1896年には落成記念式典が催されました。最終的な完成は1904年となります。設計はハンガリー人の有名な建築家であるImre Steindl(シュタインドル・イムレ)氏によるものです。
写真撮影:József HAJDÚ(ハイドゥー・ヨージェフ)氏
(9)、(10) ヘレンド磁器
1826年にヘレンド村で開窯し現在に続く、伝統の職人芸が生み出すヘレンドの磁器は、世界的に有名な磁器です。
切手には、Zsigmond Kisfaludy Strobl(キシュファルディ・シュトロブル・ジグモンド)氏がデザインした有名な像である”The Old Hussar”を基とした'Hussar Examining His Blade'像((9)の切手)とヘレンドにおいて19世紀頃製作されたデザインを基に、1970年代に完成した特殊デザイン工房で複製されたセーブル風の羊頭の取手がついた壺((10)の切手)を主題としています。
(9)、(10)の切手の背景には、Mór Fischer(フィッシャー・モール)氏が1864年にデザインした貝の形をしたお皿を配しています。
所蔵:オーストリア工芸美術館(切手背景のお皿)

その他

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