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日本郵便トップ > 浮世絵シリーズ 第2集

特殊切手

「浮世絵シリーズ 第2集」の発行

日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 鍋倉 眞一)は、「諸国名所と江戸美人」として、歌川広重(うたがわひろしげ)筆「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」と江戸時代の浮世絵版画の美人画を題材とした、特殊切手「浮世絵シリーズ」を2012(平成24)年から発行しており、今年で2回目となります。

発行する切手の内容

名称 浮世絵シリーズ 第2集
発行日 2013(平成25)年8月1日(木)
種類 80円郵便切手
切手

50円郵便切手

シート構成・意匠

シート構成

(1): 青楼美人六花仙(せいろうびじんろっかせん) 松葉屋喜瀬川(まつばやきせがわ) 鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)筆
(2): 郭中美人競(かくちゅうびじんくらべ) 若松屋内緑木(わかまつやうちみどりぎ) 鳥高斎栄昌(ちょうこうさいえいしょう)筆
(3): 風流美人揃(ふうりゅうびじんぞろえ) 傘さす女(かささすおんな) 菊川英山(きくかわえいざん)筆
(4): 糸屋小いとか相(いとやこいとかそう) 喜多川歌麿(きたがわうたまろ)筆
(5): 当世遊里美人合(とうせいゆうりびじんあわせ) 橘中妓(たちばなちゅうぎ) 鳥居清長(とりいきよなが)筆
(6): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 駿河(するが) 三保のまつ原(みほのまつばら)
(7): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 越後(えちご) 親(おや)しらず
(8): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 紀伊(きい) 和哥之浦(わかのうら)
(9): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 安芸(あき) 厳島祭礼之図(いつくしまさいれいのず)
(10): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 丹後(たんご) 天の橋立(あまのはしだて)
シート余白:風流美人揃(ふうりゅうびじんぞろえ) 傘さす女(かささすおんな) 菊川英山(きくかわえいざん)筆
  • (6)~(10)については、歌川広重(うたがわひろしげ)筆
1シート10枚(縦5枚×横2枚)
小切寸法 縦38.5mm×横28.0mm
印面寸法 縦38.5mm×横28.0mm
シート寸法 縦222.5mm×横93.5mm
助言・考証 佐藤 光信(平木浮世絵美術館長)
切手デザイナー 玉木 明
版式刷色 オフセット6色
発行枚数 1,200万枚(120万シート)
販売場所 全国の郵便局等
(日本郵便株式会社Webサイト内「切手SHOP」のほか郵便振替による通信販売も行います。)(注)
(注): 切手SHOPへの掲載は、発行日を予定しています。

発行する郵便切手のデザインについて

「青楼美人六花仙(せいろうびじんろっかせん) 松葉屋喜瀬川(まつばやきせがわ)」(鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)筆、山口県立萩美術館・浦上記念館)

平安時代の歌人「六歌仙」にたとえて、花のように美しいと評判の遊里の六人を描いたシリーズは栄之の代表作です。喜瀬川が膝の上に絵巻物を広げて眺める姿には品格が漂います。

「郭中美人競(かくちゅうびじんくらべ) 若松屋内緑木(わかまつやうちみどりぎ)」(鳥高斎栄昌(ちょうこうさいえいしょう)筆、平木浮世絵美術館)

重ね布団に載せた牛の人形をなでて、願掛けする緑木の優しげな表情を描いています。笄(こうがい)(※)に髪を巻き付けた珍しい髪型は、巻貝に似ることから貝髷(ばいまげ)と呼ばれました。

  • 笄(こうがい)
    婦人の日本髪の髷(まげ)にさす装飾品。金・銀・べっこうなどで作ります。

「風流美人揃(ふうりゅうびじんぞろえ) 傘さす女(かささすおんな)」(菊川英山(きくかわえいざん)筆、平木浮世絵美術館)

傘をさして宴席へ向かう芸者の姿で、左上の丸い枠の内には雨が降る茶屋の図が描かれています。紫の蛇の目傘、柳色の着物、幅広の黒い帯が、粋な女性の好みを伝えています。

「糸屋小いとか相(いとやこいとかそう)」(喜多川歌麿(きたがわうたまろ)筆、東京都江戸東京博物館)

浄瑠璃や歌舞伎で知られた女性を描いたシリーズ。小糸は糸屋の娘で、姉と同じ人を思う悲恋が観客の涙を誘いました。歌麿らしい心理描写を表情と手のしぐさで伝えています。

「当世遊里美人合(とうせいゆうりびじんあわせ) 橘中妓(たちばなちゅうぎ)」(鳥居清長(とりいきよなが)筆、平木浮世絵美術館)

振袖を着て、日傘をさす二人の女性は橘町(現在の東日本橋辺り)の芸者です。供の女性に着替えを持たせて、招かれた座敷へと向かうところです。

<「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」> (歌川広重(うたがわひろしげ)筆、平木浮世絵美術館蔵)

「六十余州名所図会」は1854(安政元)年から1856(安政3)年にかけて制作された、当時の日本全国の名所を題材とした連作版画で、五畿七道の68の国を網羅しています。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 駿河(するが) 三保のまつ原(みほのまつばら)」

羽衣伝説で有名な三保の松原から、駿河湾越しに富士山を眺めています。広々とした湾の奥に聳(そび)える富士の姿は美しく、雄大さが強調されるよう構図を工夫しています。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 越後(えちご) 親(おや)しらず」

北陸道随一の難所である「親知らず」の名称は、親が子を省みることができないほど険しい道であることを示しています。断崖が海に迫る波打ち際を、旅人が歩を速めています。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 紀伊(きい) 和哥之浦(わかのうら)」

風光明媚な和歌の浦は古くから和歌に詠まれました。「若の浦に潮満ち来れば潟(かた)を無み葦辺(あしへ)をさして鶴(たづ)鳴き渡る」の山部赤人の歌に因み、広重は空に舞う鶴を描いています。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 安芸(あき) 厳島祭礼之図(いつくしまさいれいのず)」

壮麗な寝殿造の社殿と回廊で知られる厳島神社。旧暦6月17日に行われる「夜船管弦」の祭礼で、管弦を奏しながら御座船が対岸に巡幸し大鳥居に戻る様子を描いています。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 丹後(たんご) 天の橋立(あまのはしだて)」

日本三景の一つとして名高い天橋立は、宮津湾に砂が堆積して出来た細長い砂州で、美しい松が自生しています。上空より俯瞰(ふかん)して描かれた形状は、天に伸びるように見えます。

シート余白:「風流美人揃(ふうりゅうびじんぞろえ) 傘さす女(かささすおんな)」(菊川英山(きくかわえいざん)筆、平木浮世絵美術館蔵)

その他

日本郵便株式会社銀座郵便局において、通信販売を行います。
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【販売業者】

販売業者名   日本郵便株式会社
代表者氏名   髙橋 亨
住所   〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
受付窓口   お客様サービス相談センター
Tel:0120-2328-86
受付時間 平日8:00~22:00/土・日・休日9:00~22:00

【支払方法】

ゆうちょ銀行の「振替払込書」の払込みによってお支払いただきます。

【申込期限】

2013(平成25)年9月2日(月)まで。
なお、申込期限前であっても、販売状況によりご希望に添えない場合があります。

【商品の引渡し時期】

2013(平成25)年7月18日(木)までにお申込みの場合は、発行日から順次送付します。
2013(平成25)年7月19日(金)以降お申込みの場合は、入金の確認後、概ね3週間商品到着に時間がかかる場合があります。

【返品に関する特約】

お届けした切手に瑕疵があった場合は、到着後、上記連絡先までご連絡ください。
なお、切手の瑕疵以外での返品には応じかねます。

お問い合わせ先

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