特殊切手
「伝統的工芸品シリーズ 第2集」の発行
日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 髙橋 亨)は、私たちの生活に豊かさと潤いをもたらす伝統的工芸品について理解を深めるため、伝統的工芸品を題材としたシリーズの第2弾として、特殊切手「伝統的工芸品シリーズ 第2集」を発行します。
発行する切手の内容
名称 | 伝統的工芸品シリーズ 第2集 | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発行日 | 2013(平成25)年10月25日(金) | |||||||||||||||||||||||
種類 | 80円郵便切手 | |||||||||||||||||||||||
切手 | ||||||||||||||||||||||||
シート構成・意匠 |
|
|||||||||||||||||||||||
1シート10枚(縦2枚×横5枚) | ||||||||||||||||||||||||
小切・印面寸法 | 縦36.0mm×横36.0mm | |||||||||||||||||||||||
シート寸法 | 縦93.5mm×横215.0mm | |||||||||||||||||||||||
切手デザイナー | 丸山 智 | |||||||||||||||||||||||
版式刷色 | オフセット6色 | |||||||||||||||||||||||
発行枚数 | 900万枚(90万シート) | |||||||||||||||||||||||
販売場所 |
全国の郵便局等 (日本郵便株式会社Webサイト内「切手SHOP」のほか郵便振替による通信販売も行います。)(注) |
(注)切手SHOPへの掲載は、発行日を予定しています。
発行する郵便切手のデザインについて
第2集では、2013(平成25)年11月1~4日に開催される伝統的工芸品月間全国大会開催地である和歌山県の工芸品や、2012(平成24)年度に「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(以下、伝産法といいます。)」に定める伝統的工芸品として、新たに指定された工芸品等を題材として取り上げています。
(1)紀州漆器・和歌山県
紀州漆器は、室町時代に紀州木地師が豊富な紀州ヒノキを木地に、木の椀の製造を始めたことが起源と言われています。日常生活で気軽に使える漆器が主体で、全体的にシンプルでがっちりとした印象があります。黒江塗、根来(ねごろ)塗は代表的な塗りの一つです。
(2)江戸切子・東京都
1834(天保5)年に、江戸の加賀屋久兵衛という人物が、英国製のカットグラスを真似てガラスの表面に彫刻を施したのが始まりと言われています。かつては透明なガラス地にカットを施した「透(す)き」と呼ばれる製品が主流でしたが、近年では、透明なガラス地の表面に色ガラスの膜を被せたガラスをカットした「色被(いろき)せ」の製品が主流となっています。
(3)尾張七宝・愛知県
尾張七宝は、江戸時代後期に、尾張(現在の愛知県の一部)の梶常吉(かじつねきち)が作ったのが始まりとされ、常吉によって技術・技法が確立されました。尾張七宝は素地に金属を用い、その表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を施し、花鳥風月、風景等の図柄をあしらったところに特徴があります。
(4)京くみひも・京都府
京くみひもの始まりは平安時代と伝えられています。鎌倉時代に入って武具に使うことが増え、実用的なくみひも作りの技術が発達しました。くみひもは千年以上も前から利用されており、神社や寺、衣服、鎧兜、刀の下緒等あらゆるものに使われています。用途に応じた組み方があり、その数は3,500種類にも及んでいます。
(5)知花花織(ちばなはなおり)・沖縄県
知花花織は、旧美里村の知花、登川、池原等の集落で盛んに織られていた紋織物の一種です。五穀豊穣や無病息災を願う祭事の衣装等に使用され、現在も祭事に使用されています。模様を出した際に、布の裏の縦糸が浮いているのが特徴です。2012(平成24)年7月に伝産法の伝統的工芸品として新規指定されました。
(6)二風谷(にぶたに)アットゥシ(※)・北海道
二風谷アットゥシは、北海道沙流(さる)川流域に古くから伝わるオヒョウ等の樹皮の内皮から作った糸を用い機織りされた反物です。その特徴は水に強く、通気性に優れ、天然繊維としては珍しい強靭さと独特の風合いを持っていること等があげられます。着物や半纏等に使用されています。2013(平成25)年3月に伝産法の伝統的工芸品として新規指定されました。
(※)「アットゥシ」はアイヌ語仮名で表現しています。
(7)紀州へら竿・和歌山県
明治時代の初めに大阪市で技法が確立し、その後、原材料である高野竹(スズ竹)の産地に近い和歌山市橋本市に根付き、現在、天然の竹を使用したへら竿の大半がこの地で生産されています。バランスの取れた調子と派手ではないが丁寧な装飾の調和が紀州へら竿の特徴です。2013(平成25)年3月に伝産法の伝統的工芸品として新規指定されました。
(8)益子焼・栃木県
江戸時代末期、茨城県笠間で修行をした大塚啓三郎が益子に窯を築いたのが始まりといわれています。伝統的な土地の素材である益子でとれる陶土と、釉薬(ゆうやく)等の技術が結び付いて生まれた、落ち着いた艶のある素朴な焼き物です。
(9)宮城伝統こけし・宮城県
こけしは江戸時代中期以後に、東北地方の温泉土産として生まれたものと伝えられています。宮城県内には、「鳴子(なるこ)こけし」「作並(さくなみ)こけし」「遠刈田(とおがつた)こけし」「弥治郎(やじろう)こけし」「肘折(ひじおり)こけし」の5つの伝統こけしがあります。
(10)高岡銅器・富山県
高岡銅器は、江戸時代の初め、加賀前田藩が、鋳物の発祥地である河内丹南の技術を持った7人の鋳物職人を招いて鋳物工場を開設したことに始まります。明治時代には、パリ万国博覧会に出品されたことから世界でも知られるようになり、銅器全国生産量の9割を占めるまでに至っています。
その他
日本郵便株式会社銀座郵便局において、通信販売を行います。
銀座郵便局通信販売の詳細はこちら
インターネットでの通信販売を行います。
インターネットによる通信販売はこちら
「郵趣のための押印サービス」及び「特別日付印の意匠等」についてはこちら
【販売業者】
販売業者名 | 日本郵便株式会社 |
代表者氏名 | 髙橋 亨 |
住所 | 〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号 |
受付窓口 |
お客様サービス相談センター Tel:0120-2328-86 受付時間 平日8:00~22:00/土・日・休日9:00~22:00 |
【支払方法】
ゆうちょ銀行の「振替払込書」の払込みによってお支払いただきます。
【申込期限】
2013(平成25)年11月25日(月)まで。
なお、申込期限前であっても、販売状況によりご希望に添えない場合があります。
【商品の引渡し時期】
2013(平成25)年10月11日(金)までにお申込みの場合は、発行日から順次送付します。
2013(平成25)年10月12日(土)以降お申込みの場合は、入金の確認後、概ね3週間商品到着に時間がかかる場合があります。
【返品に関する特約】
お届けした切手に瑕疵があった場合は、到着後、上記連絡先までご連絡ください。
なお、切手の瑕疵以外での返品には応じかねます。
お問い合わせ先
- 記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。