「日本の城シリーズ　第2集」の発行

日本郵便株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長　髙橋亨）は、日本各地に残る城を題材としたシリーズの第2弾として、特殊切手「日本の城シリーズ　第2集」を発行します。

発行する切手の内容

名称

日本の城シリーズ　第2集

発行日

2014（平成26）年7月15日（火）

種類

82円郵便切手

切手

シート構成・意匠

シート構成

(1)	松前城
(2)	犬山城
(3)	松江城
(4)	高松城
(5)	熊本城
背景：	高松城下図屏風（びょうぶ）（部分）香川県指定有形文化財香川県立ミュージアム蔵

1シート10枚（縦5枚×横2枚）

売価

1シート820円

小切寸法

縦38.5mm×横28.0mm

印面寸法

縦35.5mm×横25.0mm

シート寸法

縦222.5mm×横93.5mm

写真撮影・提供

(1)	山口　博之
(2)	平塚　毅
(3)	角田　展章
(4)	山梨　勝弘
(5)	千葉　直

背景　香川県立ミュージアム

切手デザイナー

丸山　智

助言・監修

国立歴史民俗博物館　館長　久留島　浩
奈良大学　学長　千田　嘉博

版式刷色

オフセット6色

発行枚数

1,200万枚（120万シート）

販売場所

全国の郵便局等
（日本郵便株式会社Webサイト内「切手SHOP」

のほか郵便振替による通信販売も行います。）（注）

（注）切手SHOPへの掲載は、発行日を予定しています。

発行する郵便切手のデザインについて

(1)松前城

北海道松前町にある城で、その起源は1606（慶長11）年にさかのぼります。幕末に外国船の出没に備え北方の警備強化を図るため、天守を備えた城として整備拡張されました。戦前に国宝に指定された天守は1949（昭和24）年焼失しましたが、1961（昭和36）年に再建されました。

(2)犬山城

愛知県犬山市にあり、1537（天文6）年に織田信長の叔父・織田信康が築城しました。17世紀に尾張徳川家の重臣である成瀬氏が城をさらに整備しました。天守は16世紀に2階まで建てられ、17世紀に3・4階が増築されて完成したと考えられ、国宝に指定されています。

(3)松江城

島根県松江市にあり、現在の城は2代藩主堀尾忠晴とその祖父吉晴により1611（慶長16）年に築城されました。明治の廃城令で多くの城が取り壊される中、松江城天守は地元の豪農勝部本右衛門、旧藩士高城権八らの尽力により保存されました。現在は重要文化財として水の都・松江のシンボルとなっています。

(4)高松城

香川県高松市にあり、16世紀末この地の領主となった生駒親正が地名を野原という港町から高松に改称し、高松城を建造しました。1642（寛永19）年に生駒氏に代わって城主になった松平氏が城の改修を進めました。城壁が瀬戸内海に面し濠には海水が入り込む海城として知られており、天守の古写真がイギリスで発見され、天守台の発掘も行われて具体的な姿が判明しました。