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日本郵便トップ > 浮世絵シリーズ 第3集

特殊切手

「浮世絵シリーズ 第3集」の発行

日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 髙橋 亨)は、「諸国名所と江戸美人」として、歌川広重(うたがわひろしげ)筆「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」と江戸時代の浮世絵版画の美人画を題材とした、特殊切手「浮世絵シリーズ」を2012(平成24)年から発行しており、今年で3回目となります。

発行する切手の内容

名称 浮世絵シリーズ 第3集
発行日 2014(平成26)年8月1日(金)
種類 82円郵便切手
切手

切手

シート構成・意匠

シート構成

(1): 六玉川内(むたまがわのうち) 伊出玉川(いでのたまがわ) てうじや内唐歌(ちょうじやうちからうた) 菊川英山(きくかわえいざん)筆
(2): 文字楼(もじろう) 一と本(ひともと) 喜多川歌麿(きたがわうたまろ)筆
(3): 風流世代美人 洗い張り 菊川英山(きくかわえいざん)筆
(4): 団扇を持つ娘 喜多川歌麿(きたがわうたまろ)筆
(5): 風流五節句 上巳(じょうし) 鳥高斎栄昌(ちょうこうさいえいしょう)筆
(6): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 因幡(いなば) 加路小山(かろこやま)
(7): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 若狭(わかさ) 漁船鰈網(ぎょせんかれいあみ)
(8): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 尾張(おわり) 津嶋天王祭り(つしまてんのうまつり)
(9): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 大隅(おおすみ) さくらしま
(10): 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 飛騨(ひだ) 籠(かご)わたし
シート余白:六玉川内(むたまがわのうち) 伊出玉川(いでのたまがわ) てうじや内唐歌(ちょうじやうちからうた) 菊川英山(きくかわえいざん)筆
  • (6)~(10)については、歌川広重(うたがわひろしげ)筆
1シート10枚(縦5枚×横2枚)
売価 1シート820円
小切・印面寸法 縦38.5mm×横28.0mm
シート寸法 縦222.5mm×横93.5mm
助言・考証 佐藤 光信(平木浮世絵美術館長)
切手デザイナー 玉木 明
版式刷色 オフセット6色
発行枚数 1,200万枚(120万シート)
販売場所 全国の郵便局等
(日本郵便株式会社Webサイト内「切手SHOP」のほか郵便振替による通信販売も行います。)(注)

(注)切手SHOPへの掲載は、発行日を予定しています。

発行する郵便切手のデザインについて

「六玉川内(むたまがわのうち) 伊出玉川(いでのたまがわ) てうじや内唐歌(ちょうじやうちからうた)」(菊川英山(きくかわえいざん)筆、平木浮世絵美術館蔵)

春、吉原では仲の町に移植された桜を見に大勢の人が訪れました。禿(かむろ)(※)を伴って桜の下を道中する唐歌の打掛の裾が大きく膨らみ、衣装の豪華さが際立って見えます。

  • 禿(かむろ)とは太夫・天神などの上級の遊女に使われる10歳前後の見習いの少女のこと。

「文字楼(もじろう) 一と本(ひともと)」(喜多川歌麿(きたがわうたまろ)筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵)

江戸時代の枕は髷(まげ)を崩さないよう、高さのある箱に布製の括り枕を載せたものでした。左手に枕を持ち、右手で汚れを防ぐための紙で枕を覆っている一本の、妖艶な表情がうかがえます。

「風流世代美人 洗い張り」(菊川英山(きくかわえいざん)筆、平木浮世絵美術館蔵)

洗い張りとは着物の洗濯の仕方で、縫い糸を解きほどいてから洗い、板に張って皺を伸ばし乾かすこと。日常の生活の中で、かいがいしく働く女性の姿に美しさが見出されました。

「団扇を持つ娘」(喜多川歌麿(きたがわうたまろ)筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵)

襟元をくつろげ、団扇で風を入れている様子が描かれています。誰かに呼び掛けられたのか、後ろを振り返る女性の前髪には赤い裂の髪飾りがあり、まだ若い娘であることが分かります。

「風流五節句 上巳(じょうし)」(鳥高斎栄昌(ちょうこうさいえいしょう)筆、平木浮世絵美術館蔵)

「上巳」は3月3日の女児の成長を祝う節句。黒い着物に帯の赤を鮮やかに配色した女性の後ろにはお雛様に供える桃の花と蛤の籠があり、節句の華やかな風情が描かれています。

<「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」> (歌川広重(うたがわひろしげ)筆、平木浮世絵美術館蔵)

「六十余州名所図会」は1854(安政元)年から1856(安政3)年にかけて制作された、当時の日本全国の名所を題材とした連作版画で、五畿七道の68の国を網羅しています。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 因幡(いなば) 加路小山(かろこやま)」

加路は千代川河口、現在の鳥取港付近の地名で、小山は千代川の左岸、湖山砂丘の付近の地名です。桜の咲く高台から見下ろしているのは、蛇行する千代川と日本最大の湖山池です。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 若狭(わかさ) 漁船鰈網(ぎょせんかれいあみ)」

若狭湾は日本海でも有数の良港です。豊かな漁場でもあり、引き上げられた網には鰈や蟹が見えます。名物の鰈は塩漬けして蒸鰈にし、鯖などと共に陸路を通って京都に運ばれました。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 尾張(おわり) 津嶋天王祭り(つしまてんのうまつり)」

津島神社の祭礼で、旧暦の6月14日に行われる宵祭りでは、天王川に山車(だし)を積んだ五艘の船が漕ぎ出しました。赤々と提灯が灯された船の周りには、沢山の見物の船が出ています。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 大隅(おおすみ) さくらしま」

錦江湾に浮かぶ桜島は、江戸時代にも噴火を繰り返していましたが、1914(大正3)年の噴火によって大隅半島と陸続きになりました。山容の美しさに、広重は咲き誇る桜を添えました。

「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 飛騨(ひだ) 籠(かご)わたし」

山深い飛騨の国(岐阜県)では、急流に橋を架けることができず、籠渡しを利用しました。谷に綱を張り、人や物を乗せた籠を両岸から綱で引いて渡す様子が描かれています。

シート余白:「六玉川内(むたまがわのうち) 伊出玉川(いでのたまがわ) てうじや内唐歌(ちょうじやうちからうた)」(菊川英山(きくかわえいざん)筆、平木浮世絵美術館)

その他

日本郵便株式会社銀座郵便局において、通信販売を行います。
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【販売業者】

販売業者名   日本郵便株式会社
代表者氏名   髙橋 亨
住所   〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
受付窓口   お客様サービス相談センター
Tel:0120-2328-86
受付時間 平日8:00~22:00/土・日・休日9:00~22:00

【支払方法】

ゆうちょ銀行の「振替払込書」の払込みによってお支払いただきます。

【申込期限】

2014(平成26)年9月1日(月)まで。
なお、申込期限前であっても、販売状況によりご希望に添えない場合があります。

【商品の引渡し時期】

2014(平成26)年7月18日(金)までにお申込みの場合は、発行日から順次送付します。
2014(平成26)年7月19日(土)以降お申込みの場合は、入金の確認後、概ね3週間商品到着に時間がかかる場合があります。

【返品に関する特約】

お届けした切手に瑕疵があった場合は、到着後、上記連絡先までご連絡ください。
なお、切手の瑕疵以外での返品には応じかねます。

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