「おもてなしの花シリーズ　第8集」の発行

2017年2月2日

日本郵便株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長　横山邦男）は、手紙・はがきのさまざまなご利用シーンでお使いいただける、花を題材としたシリーズの第8弾として、特殊切手「おもてなしの花シリーズ　第8集」を発行します。

記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

発行する郵便切手の内容

名称	おもてなしの花シリーズ　第8集
発行日	2017（平成29）年4月4日（火）
切手デザイン	中丸　ひとみ（切手デザイナー）
助言・監修	邑田　仁（東京大学大学院理学系研究科附属植物園教授）飯塚　克身（公益社団法人日本植物園協会専務理事）
版式刷色	オフセット5色
販売場所	全国の郵便局等郵便局のネットショップ銀座郵便局での郵便振替による通信販売

52円郵便切手（シール式）

切手	画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
シート構成・意匠		アジサイマーガレットシャクヤクランタナハイビスカス
売価	520円（シート単位で販売します。）
印面寸法	縦22.5mm×横18.5mm
小切寸法	縦25.5mm×横21.5mm
シート寸法	縦187.0mm×横67.5mm
発行枚数	800万枚（80万シート）

82円郵便切手（シール式）

切手	画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
シート構成・意匠		アジサイバラ　ヒマワリカーネーションクチナシチューリップ
売価	820円（シート単位で販売します。）
印面寸法	縦22.5mm×横18.5mm
小切寸法	縦25.5mm×横21.5mm
シート寸法	縦187.0mm×横67.5mm
発行枚数	3,500万枚（350万シート）

発行する郵便切手のデザインについて

52円郵便切手

(1)アジサイ

ガクアジサイは、中心に小花が集まり、周りにがくの変化した装飾花が散らばる特異な花姿を持っています。園芸品種も多く、梅雨時に庭先を華やかに飾ります。装飾花だけのいわゆるアジサイは、ガクアジサイから自然交雑で誕生したと考えられています。

(2)マーガレット

カナリー諸島原産の半耐寒性花木で、南伊豆などでは3月頃に純白の花を畑一面に咲かせます。花や葉は野菜の春菊に似ていますが、茎は2年目以降固くなり木化してきます。もともと白花ですが、黄色やピンクの花色も一般的です。花壇材料や鉢植えとして利用されます。

(3)シャクヤク

中国北東部からシベリアにかけての地域が原産地で、中々開花しにくい性質を持っています。薬草として渡来しましたが、今は主に観賞用として栽培されています。5月頃咲き始め、ふくよかで香りの良い花は庭園を彩り豊かに飾ります。切花は春と秋に流通します。

(4)ランタナ

暑い夏でも比較的よく咲く熱帯花木で、花は小形ですが、花色が、日が経つにつれて黄色、橙色、赤色へと変わる品種もあります。夏から秋に鉢物、花壇材料として使われています。

(5)ハイビスカス

フヨウ属の野生種を交配親として作出された園芸品種群の総称で、ブッソウゲとも呼ばれます。赤色、橙色、白色、黄色、桃色の花色は夏らしくてにぎやかです。大輪で存在感のある花は一日花で翌日にはしぼんでしまいますが、次から次へと咲いてきます。

82円郵便切手

(1)アジサイ

ガクアジサイの園芸品種で、花全体が装飾花です。花色は土壌の酸度、日照量によって変化します。また、花色が日々微妙に変化することもこの花の魅力です。路地植えばかりでなく、鉢植えとしても楽しまれています。海外で作出された西洋アジサイも多く、人気があります。

(2)バラ　ヒマワリ

バラは、洋の東西や時を超えて好まれており、常に新しい花を求めて作出が競われています。美しい花姿を愛で、香りを楽しめるだけでなく、花・果実は食用となり、薬効性も持つ有用植物です。
ヒマワリは、暑い盛りの夏の花のイメージが強い花で、花壇、切り花に活用されています。作物としても有用で、食用、飼料作物としても大規模に栽培されています。

(3)カーネーション

母の日に贈る花として親しまれており、知らない人がいないというくらいポピュラーな花です。南欧原産のナデシコの交配種で、品種改良の結果、今では小輪から大輪まであり、花色も豊富です。温室栽培が主で、切り花、鉢花として流通し、通年出荷されています。

(4)クチナシ

梅雨のさなか、道を歩くと漂ってくる甘く濃厚な香りは、春の沈丁花（じんちょうげ）、秋の金木犀と並んで良い香りを放つ花木の代表選手です。花の観賞だけでなく、香りは香料として、また果実は漢方薬や食品の着色材（黄色）として、広く活用されています。

(5)チューリップ

童謡で歌われたり、学校花壇にも植え込まれ、子どもたちに親しまれている、春を飾る変わらぬ人気の球根植物です。オランダばかりでなく、日本でも球根の生産や品種改良が行われています。花色、花姿、草丈に変化も多く、最近は大規模な面積に植え付けられることで、広大な畑の景観が人気を博しています。