英文レターの書き方
各部位の形式
書式の各部位にも、それぞれ決まった形式があります。
1.差出人の住所
2.日付
アメリカ式 : 月・日・年の順 (例) October 1, 2007
イギリス式 : 日・月・年の順 (例) 1 October 2007
- 月は「January」のように書き、数字で代用しないようにします。
- 日は「1st, 2nd, 3rd」のような書式で書くこともありますが、一般には数字だけでかまいません。
3.受取人の住所・氏名
4.敬辞
相手 | アメリカ式 | イギリス式 | |
---|---|---|---|
単数の男性 | フォーマル | Dear Sir: | Dear Sir, |
一般 | Dear Mr.氏: | Dear Mr.氏, | |
ごく親しい関係 | Dear 名: | My dear 名, | |
公式文書 | Sir: | Sir, | |
閣下 | My dear Mr. 役職名 | Your Excellency | |
単数の女性 | フォーマル | Dear Madam: | Dear Madam, |
一般(既婚) | Dear Mrs.氏 | Dear Mrs.氏, | |
一般(未婚) | Dear Miss 氏 | Dear Miss 氏, | |
ごく親しい関係の大人・未婚者 | Dear 名 | My dear 名, | |
公式文書 | Madam: | Madam, | |
複数 | 会社など | Gentlemen: | Dear Sirs, |
役所など | Sirs: | Sirs, | |
婦人団体 | Ladies | Dear Madams, | |
注 : 最近では、未婚・既婚兼用の敬称としてMs.を使う人が増えています。 Dear Sir:、Dear Madam: は相手の名前が分からないときにも使います。 相手の性別も分からない場合は、Dear Sir or Madam: とします。 役職だけ分かっている場合は、Dear 役職名 とします。 会社・団体・役所などの組織にあてた手紙では、Ladies and Gentlemen やDear Sir/Madam のように男性形と女性形を並記するのが普通です。 |
5.本文
この部分は、特に形式はないので、相手に伝えたいことを簡潔に書くことを心がけましょう。
書き始める前に書く内容の概略をまとめると、書きやすいものです。文章は短く区切って1つの文章の平均語数を18語くらいにすると読みやすく、分かりやすい文章になるでしょう。
最後にもう一度読み直し、言葉の反復や意味のない言い回しなどを省けば完璧です。
6.結辞
日本語の「敬具」や「草々」にあたり、相手に対する尊敬や愛情を意味する重要な部分です。
相手、間柄など | アメリカ式 | イギリス式 |
---|---|---|
一般的に使われる | Sincerely * Sincerely yours * Very sincerely yours Yours always |
Yours sincerely * Yours very sincerely |
ややフォーマル | Truly yours |
Yours truly |
フォーマル、 目上の人に対して使う |
Respectfully yours |
Yours respectfully |
礼状で使う | Gratefully Gratefully yours |
Yours gratefully |
その他 (ごく親しい相手に) |
Love With love Yours as ever Affectionately yours With all my love With love and kisses Yours Best wishes Your friend Best regards Good-by now |
|
* いろいろなものがありますが、一般にはこの3つが主流です。「その他」の欄に挙げてあるものは、相手との関係に応じて使いますが、恋人や家族などのごく親しい相手に対するものです。 |
7.署名
8.追伸
書き忘れた事や、付け加えたいことがある場合に、1、2行程度書き添えます。
2ページ以上の手紙になった場合
2ページ以上の手紙になった場合は、必ず1ページ目と同じ紙質のものに書きます。また、上から2~3センチあけたところにページ番号を入れます。複数ページになる場合は、2ページ目(または最終ページ)が署名欄だけにならないように、本文の行間を調節します。
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