フォーラムレポート
日本郵便は、新たな共創事例を生み出すべく、日本郵便内で社内公募によるプロジェクトチームを編成し、事業領域の広い日本郵便ならではの、様々な得意領域を持ったメンバーで、“まちてん”に参加しました。
当日は、カンファレンスやトークセッションに登壇したほか、出展ブースでは「Start Up Today~今日から始まる『○○ ×(かける) 郵便局』~」をテーマに、日本郵便と様々な企業とのオープンイノベーションや日本郵便ソリューションについてのパネル展示、日本郵便社員で構成された「まちてん2016プロジェクトメンバー」による“コラボ相談会”を実施。地方創生ビジネスの共創アイディアが生まれるコミュニケーションの場を展開し、大盛況のなか幕を閉じました。
“まちてん”には2日間で約2,200人来場し、多くの企業等の方に日本郵便ブースにお越しいただきました。日本郵便は今後とも、“まちてん”で出会った企業との地方創生、地域活性化に向けたオープンイノベーションの取り組みを推進していきます。
1.カンファレンス
9日(金)に行われたカンファレンスでは「『○○ ×(かける) 郵便局』~動き出す! 郵便局とのイノベーション~」をテーマに、プロジェクトリーダーの福井 崇博が登壇し、他にはないリソースを持つ郵便局だからこそ実現できる取り組みを紹介し、地方創生の新たな可能性に向けた郵便局との共創を呼びかけ。登壇した福井は「トータル生活サポート企業を目指す日本郵便は、他社と力を合わせる“共創”での地方創生に向けて、動き出しています」と発言。新たな取り組みとして“ハピキラFACTORY”との共創内容を発表しました。
ハピキラFACTORYは、若者や女性特有の視点を基に、地方の魅力的商材を可愛らしくプロデュースし発信することで、地方創生を目指すベンチャー企業。ハピキラFACTORYのリブランディング力と、郵便局の産直品カタログ「ふるさと小包」を組み合わせ、郵便局を販売チャネルとして、付加価値の高い魅力的な地域産品を全国にお届けしていきます。まずはテストマーケティングとして、来年の「こどもの日・母の日カタログ」にてハピキラFACTORYがプロデュースしたコラボ商品をリリース予定で、「徳島県産ゆずゼリーとチョコ饅頭のセット」と「母の日の『なると金時』スイーツセット」を、2017年3月1日より、全国20,000局以上の郵便局でカタログ販売します。ハピキラFACTORYとの共創では、「若者に贈りたい」「若者が贈りたい」という商品を作っていくことで、地域産品の新たなファンづくりを目指します。
その後、日本郵便のブースにてプロジェクトメンバー前川 望美とハピキラFACTORYの代表 正能 茉優さん、取締役の山本 峰華さんの3名で、カタログ掲載商品のパッケージお披露目を行いました。「パッケージも中身も楽しんでもらいたいので、ぜひ、みなさんに手に取っていただきたい」と新たな取り組みに期待を寄せました。
2.トークセッション
10日(土)のトークセッションでは「『女子×(かける)郵便局?!』~まちてん発の新たな可能性~」をテーマにハピキラFACTORYの正能 茉優さん、山本 峰華さん、今回のこどもの日・母の日カタログのリブランディング商品メーカーでもある市岡製菓の林 佳奈さん、弊社物販ビジネス部係長の松本 浩司、プロジェクトメンバーの大西 義孝が登壇し、今回の共創の誕生秘話や取り組みのきっかけを紹介していきました。市岡製菓の林さんからは「商品化されたものが、みなさんの手元に届いたときの反応が楽しみ」、ハピキラFACTORYの2名からは「継続的に続けるためには一次産品から逃げずに、形を変えながら取り組みを続けていきたい」、また、松本からは「今回の取り組みを経て、継続性のある商品化やブランド化をさせていきたい」とそれぞれ今後の展開に期待をもったコメントで大いに盛り上がりました。