文部科学大臣賞
宮城県 宮城県白石高等学校 3年 古山 望由
つたえたいあいて:1人暮らしをしている姉
講評
一人暮らしをして、仕事を頑張っているお姉さんに送る年賀状です。竹が並ぶ中を、虎が通った足跡が続いています。「虎は千里往って千里還る」からこの作品を考えたそうで、虎の勢いのある様子から、お姉さんが元気に活躍できることを祈っているようです。竹の幹の繊維や雪に見える竹の陰の点など、とても丁寧によく考えられて彫られているのが分かります。虎の足跡だけでその存在を感じさせ、白黒だけで表現された画面が印象的な作品です。
平田 朝一 先生