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年賀状大賞

千葉県 私立 国府台女子学院 3年 梁田 菜摘

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つたえたいあいて:おともだち


講評

 この兎は菜摘さん本人なのか、それとも賀状を送ったその人なのか…。厳しい冬の雪深い山の斜面を駆け上がっていく一匹の兎。後をついていきたくなる気さえしてしまいます。冴えた冷たい空気の静寂な世界から、雪を踏むかすかな兎の足音だけがわずかに聴こえてくる様で、周りを忘れてこの世界に引き込まれてしまうくらい、技術的にも大変優れた素晴らしい木版画です。この様な年賀状を戴くことが出来たら、嬉しい限りです。

清水 雄一 先生