茨城県 玉井 千尋
つたえたいあいて:お母さん
美味しそうなお雑煮から龍のシルエットの湯気が出ているアイディアが光る作品です。一見、シンプルにまとまっている画面のようですが、青い紙に摺ることによって白いインクを効果的に目立たせ、更にそのインクの濃さをお餅と湯気で変えるなどモチーフそれぞれの特徴を掴み、「らしさ」がとてもよく表現されています。その細やかな技が散りばめられている作品からは、まさに玉井さんが伝えたい「熱々のお正月」を感じることが出来ます。
岡田 育美 先生