文部科学大臣賞
兵庫県 国立 兵庫教育大学附属中学校 2年 稲次 美紗季
つたえたいあいて:おじさん
講評
数ある暑中お見舞いのはがきの中で、稲次さんの文章からは、自然の変化を捉えたり、家族みんなの気持ちを感じられたりする豊かな心と目が見て取れます。学校の帰りなどに見る稲穂の色の変化を捉えた一文からは、季節の移り変わりを感じます。また、新米が届いた日の家族の様子を捉えた弾む会話や炊飯器を開けた時の香り、それを食べる家族の笑顔といった描写からは、愛情たっぷりに育てられたお米を、毎年届けてくださるおじさんへの感謝の気持ちが伝わってきます。新米の香りさえ届きそうな一枚でした。
大塚 健太郎 先生