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文部科学大臣賞

東京都 練馬区立 豊玉中学校 2年 小飯塚 都麦

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つたえたいあいて:大工のおじさん


講評

 最初はぎっしり収まっていただろう容器の中には、もう残り少なくなってしまった梨が5つだけ描かれています。上から箱を覗き込んだようなユニークな構図で、最初は「なんだろう?」と不思議な印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
 しかし「梨ありがとう」この一文だけでその意味がすぐに伝わります。梨を送ってくれたおじさんは、おいしく食べてくれた作者たちの姿を直接見ることができなくても、その様子を想像することができたでしょう。
 「不在と存在」、その対比が強く感じられることがこの絵の魅力です。その対比を通して、たくさんのことを物語ってくれています。

神野 真吾 先生