日本郵便賞
静岡県 静岡市立 蒲原中学校 3年 栗原 微始
つたえたいあいて:先生
講評
受験を控え、勉学に励んでいた夏の日、微始さんはふと小学校時代に思いを馳せます。「そういえば、『宇宙一』を目指したことがあったな」と。途方もない目標を否定したこと、本気の取り組みを恥ずかしがったこと、そんな自分に対峙してくれた先生がいたこと。遠き日の思い出が瑞々しく語られています。
『宇宙一』とは、コツコツ歩む過程そのものであるというあなたの気付きに、先生はきっと頷いていることでしょう。人生の岐路に立つ若者の決意が感じられる一枚でした。
廿樂 裕貴 先生