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日本郵便賞

京都府 福知山市立 三和中学校 2年 細見 文月

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つたえたいあいて:おばあちゃん


講評

 男同士親子で柵にもたれて、少し冷たい山の空気を感じながら同じ風景を眺めて、何を想っているのでしょう。書かれた文から察するに、おばあちゃんは一瞬でも孫の背中に懐かしいあの頃を感じているかもしれませんね。
 こんなリアルな時間や空間を描けるまでに育った文月さんの成長ぶりにも、きっとおばあちゃんは驚いている事でしょう。振り向いた二人はたぶん顔もそっくりなのではないかと想像してしまいます。家族愛あふれる、優れた描写力の作品です。

清水 雄一 先生