
文部科学大臣賞
福岡県 太宰府市立太宰府中学校 1年 岩本 結珠
つたえたいあいて:おばあちゃん
講評
これは足だな、どうやら靴下を脱いでいるみたいだぞ、ということは、絵を見てすぐに分かります。そして足の肌の色が途中で変わっていることに気付く人も多いでしょう。でも「何だろうこれ?」という思いは残ります。そのヒントが文章の「脱げない靴下」。なるほど、そうか!とその意味が分かって、作者にとってその夏がどんな夏だったのか、見る者は想像します。全部を説明するのではなく、見てわかることと言葉で想像させることの巧みな組み合わせ。絵手紙という表現の魅力に満ちた作品です。
神野 真吾 先生