
日本郵便賞
東京都 東京女学館中学校 1年 須崎 るい
つたえたいあいて:お父さん
講評
夏が来るたびに、娘の誕生日の思い出話に花を咲かせる父。その度に、母の温かい笑いが部屋に響き渡ります。そんな二人のやりとりを傍らで聞くあなた。葉書の筆致から紡がれるどこか懐かしい光景は、読んでいるこちらまで温かな心地にさせてくれます。
変わらぬ話に耳を傾ける平穏の中で、自らの歩みを確かめようとするるいさん。「あの日」から十三年経ち、中学生となったあなたが考えはじめた将来のこと。家族と語り合ってくっきりと描いていってくださいね。
廿樂 裕貴 先生