シート余白のハマチがマッチしてる!
このきれいな切手にはまっちまった!
科学的な観点で自然由来のものが描かれた写生画などを題材とした本シリーズも今回の第5集で完結。
シリーズの最後を飾るのは、水生生物の図譜「衆鱗図」に描かれた魚たちです。
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江戸時代中期、高松藩(現香川県)五代藩主 松平
永く高松松平家で大切に伝えられてきましたが、現在は香川県立ミュージアムの保管となり、貴重な文化財として愛されています。
魚たちは、驚くほど精密に描かれています。そのリアルさは対象物を描き写す画力だけでなく、特徴を表すために凝らされたさまざまな工夫にも現れています。残念ながら描いた絵師は誰なのか、現在もわかっていないそうです。
魚たちは、一度別の紙に描かれたのち輪郭に沿って丁寧にカッティングされ、用紙に貼り付けられています。魚の
「衆鱗図」の723図の中には、海の魚だけでなく、メダカや金魚といった淡水魚なども含まれています。
選定基準は「縦型の切手に収まりやすい作品であること」でしたが、「変化に富んだ形の魚をできるだけ盛り込みたい」という思いが強まり、それもポイントとしました。
色鮮やかな魚も採用したかったのでじっくり吟味し、一番艶やかと感じた金魚(ランチュウ)を選びました。
背景地には松葉をイメージした文様を描いています。
香川県の県魚であるハマチ案と正月を想起するエビ案の2案を作成しましたが、『背景の松葉文様が海の波に見えるので、エビよりも波間を行くハマチの方がマッチしている』との意見があり、ハマチが採用されました。