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郵便番号・バーコードマニュアル

機械処理可能な郵便物(1/2)

カスタマバーコードの付定された郵便物は、区分機により道順組立までを行うことを前提としているため、カスタマバーコードの割引は機械で処理することが可能な郵便物を対象とします。

外形および重さ等

○第一種定形郵便物であって以下の条件を満たすもの
・厚さ:押さえ付けない状態で6.0mm以下(第一種定形郵便物の厚さの最大は1cm)
(硬いものが在中したものはなるべく避けて頂きますようお願い致します。)
○第二種郵便物
・重さ:2g以上6g以内(往復はがきは4g以上12g以内)

紙質に関する基準

○第一種定形郵便物
JIS-S5502(封筒に関する日本工業規格)を標準とします
○第二種郵便物
日本郵便株式会社製はがきと同等以上のもの

ビニール樹脂等の合成樹脂を主たる材料とした封筒等に関する基準

合成樹脂等で作成された封筒に関しては、通常の紙製の封筒と異なり機械で処理しにくい特質があるため、カスタマバーコードが付定された郵便物の割引対象とする条件を以下のとおり定めることとします。

区分機による封筒の破損発生を防ぐために

1) 熱溶着部分の位置および溶着強さ

〔溶着強さ〕

  • 熱溶着部分が容易に破損しないこと
  • 2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)のような熱溶着性の弱い素材を使用する場合には熱溶着部分を中央部に設けるか、長辺部分または短辺部分に熱溶着部分を設ける場合は熱溶着部分の幅を3mm以上とするか、または熱溶着性の強い無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)素材等のラミネート等の接着性の強い方法とすること
熱溶着
熱溶着
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センターでの熱溶着
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横手両サイドの熱溶着
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長手方向→

2) 密閉性の回避

破裂防止に有効な空気抜きの穴を以下のように設けること。なお、穴は直径3~5mmの円形とし、郵便物を縦方向に置いた場合、下端から40mm以上離れた位置とすること。(ただし、フラップ部分が密閉されず、圧力等をかけた場合でも破裂の恐れがない場合には穴を設ける必要はありません)

  • 封筒の中央部に熱溶着部分がある場合:上部から下部まで均等に4個以上
  • 封筒の両側に熱溶着部分がある場合:下部に1~2個程度

区分機での封筒の位置検出の誤りを防ぐために

1) 封筒(裏面を除く)の印刷と透過濃度

  • あて名を透視する目的の窓等を除き、封筒の全面にわたり裏面を透視できない濃さの印刷処理をすること。
  • あて名を透視する目的の窓等の位置は、封筒に関する日本工業規格(JIS S5502)に準ずること。ただし、封筒の端からの距離を測る場合には、塗装された部分を基準とすること。

封筒(裏面を除く)の印刷と透過濃度イメージ

2) 封筒裁断、溶断部分の処理

  • 封筒裁断、溶断部分等の外周部に透明部分を設ける場合には透明部分の幅を4mm以下とすること。 また、封筒断裁の機械処理のために透明部分に目印を設ける場合は、その他の印刷部分と接触する大きさとすること。