国際郵便
通関電子データについてセキュリティ向上と通関の効率化のため、物品を内容品とする国際郵便物を送る場合、差出人さまの住所・氏名や内容品などの情報を電子化した「通関電子データ」を全ての国・地域宛てへ事前に送信することが、義務化されています。手書きのラベルでは物品などをお送りできません。ラベルの準備・作成には「国際郵便マイページサービス」のご利用が必要です。
<ヨーロッパ等の国・地域宛て>
ヨーロッパ等の国・地域の税関検査では、送信された通関電子データに基づいて、輸入可否の判断や、関税等の税額の算定を行うため、入力された内容品名や金額に誤りがありますと、郵便物ラベルや税関告知書の手書き修正を行っても認められず、通関手続に時間を要したり、高額な関税等が課される場合があります。
したがいましてヨーロッパ等の国・地域宛てにつきまして、国際郵便マイページサービス等の入力時に内容品、金額等の誤りがございましたら、お手数ではございますが、ラベルの再作成をお願いいたします。
該当する国・地域はこちらをご確認ください。
【事業者さま向け】IOSS制度を利用した国際郵便の発送についてはこちらをご確認ください。
対象となる郵便種別
次表のとおりです。
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手紙などの書類だけを送る場合は、引き続き、手書きのラベルや宛名書きで発送可能です。
「物品など」とは、税関検査の対象とされる可能性のあるもののことをいい、一般的には、金銭的価値のあるものが該当します。
最終的には、宛先国・地域の税関が判断するものですので、恐れ入りますが、当社では明確なご案内ができかねます。
送るものが税関検査の対象とされるか不明な場合は、国際郵便マイページサービスでラベルを作成することをお勧めします。税関判断により名宛国で遅延・返送となった場合は料金返還の対象とはなりません。
どのようなデータを送るのか
- 差出人名、住所
- 受取人名、住所
- 内容品名※
- 総重量
- 郵便物番号(お問い合わせ番号)
- その他国際郵便マイページサービス等に入力いただいた情報
- 2023年9月22日(金)から、一部のヨーロッパ等の国・地域(EU加盟国等)宛てに送る場合、内容品のHSコード類などの情報を通関電子データで送信することを推奨しています。これらの情報を送信しなかった場合や誤った情報を送信した場合は、名宛国・地域の税関の判断により郵便物の通関の遅れや返送などが発生するおそれがあります。詳細はこちらをご確認ください。
送信しなかった場合
世界的に通関電子データを要求する動きが強まっているため、対象となる郵便種別の国際郵便物について、通関電子データの送信が無い場合は、差し出すことができません。
郵便局から差出人へ追加の情報提供を依頼することがあります
郵便物の差出しの際に送信いただいた通関電子データの内容が名宛国の税関によって不十分・不正確であると判断された場合、名宛国からの要求に基づいて郵便局※から電子メールまたは郵送により差出人に追加情報または正確な情報の提供を依頼することがあります。
郵便局からの連絡では、該当郵便物の差出日、名宛国、郵便物番号をお伝えしますので、お手元の控え等でご確認ください。これらの情報が伝えられない場合は郵便局を装った不審な連絡の可能性がありますので、ご注意ください(詳しくはこちらをご確認ください。)。
なお、当該対応にかかる遅延については料金返還いたしかねますので、あらかじめご了承ください。国際郵便マイページサービス等でラベルを作成いただく際は、正確かつ詳細なデータの入力をお願いいたします。
- 引受局以外の郵便局から連絡する場合があります。