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日本郵便トップ > 20世紀デザイン切手」シリーズ第3集・・・「東京駅開業」から・・の発行

「20世紀デザイン切手」シリーズ、第3集の発行

「20世紀デザイン切手」シリーズ
第3集・・「東京駅開業」から・・の発行

「20世紀デザイン切手」シリーズ
 郵政省では、我が国の20世紀を象徴し、21世紀へ向けて、夢と希望のある題材を、芸術、スポーツ、科学・技術、世相等の各種ジャンルに求めてシリーズ切手を発行します。 第3集として1914年から1920年までの題材8種類を1シート10枚構成で発行します。
シート単価は、80円郵便切手8種類、50円郵便切手2種類の740円とします。

20世紀デザイン切手シリーズ第3集郵便切手
20世紀デザイン切手シリーズ第1集郵便切手
20世紀デザイン切手シリーズ
第3集郵便切手

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販売期間 平成11年 10月22日(金)から
平成12年1月21日(金)まで
料 額50円郵便切手及び80円郵便切手
(9)・(10)の竹久夢二の活躍は50円郵便切手
それ以外は80円郵便切手
販売地域 全国の郵便局等にて販売
意 匠

(1)東京駅開業
(2)東京駅開業
(3)第一次世界大戦
(4)洋髪流行
(5)「羅生門」「鼻」(芥川龍之介)
(6)簡易生命保険始まる
(7)大正デモクラシー
(8)米騒動
(9)竹久夢二の活躍
(10)竹久夢二の活躍

大きさ
(印面寸法)
縦36.5mm×横28.05mm
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(8)(9)(10) 

縦36.5mm×横24.5mm

(7) 
版式・刷色
グラビア6色
シート構成
各10枚
50円郵便切手×2枚

80円郵便切手×8枚
総合
デザイン
森田 基治(郵政省・技芸官)

第3集の切手のデザインについて (敬称略)

  • 東京駅開業(1)、(2)
    1914年、東京停車場が完成し、東京駅と命名されました。オランダのアムステルダム駅をモデルにしたルネサンス様式のレンガ造りで、建築家辰野金吾(1854-1919)が設計しました。近代都市・東京にふさわしい表玄関として今日に受け継がれています。
    (資料提供:交通博物館)

  • 第一次世界大戦 (3)
     1914年、オーストリア皇太子がセルビアの一青年に暗殺された事件を契機に、翌月、第一次世界大戦が勃発。同年8月、日本は日英同盟を理由にドイツに宣戦布告しました。1919年に、パリ講和会議においてベルサイユ条約が締結され、終戦を迎えました。
    (少年軍艦双六:實業之日本社発行「日本少年」大正6年1月1日号付録/ 川端龍子画)
    (資料:小西晃所蔵、学習院大学史料館管理)

  • 洋髪流行 (4)
     髪とは西洋風の髪の結い方のことで、大正時代に入ると、洋髪を取り入れる婦人が増加しました。髪にウェーブをつける「耳隠し」「女優まげ」などの名の洋風ヘア・スタイルが流行しました。
    (取材協力:資生堂企業資料館)

  • 「羅生門」「鼻」(芥川龍之介)(5)
     小説家、芥川龍之介(1892-1927)の最初の短編集「羅生門」が、1915年に発刊されました。表題作「羅生門」のほか「鼻」「芋粥」等、古典に題材を求めた初期  の作品集となっています。
    (肖像:大正13年頃撮影された白黒写真を基に作画したもの)
    (資料提供:日本近代文学館)

  • 簡易生命保険始まる(6)
     1916年10月、簡易生命保険が国営事業として創始されました。小額、無診査、月掛、集金という特色を持った個人向けの小口保険が、広く受け入れられました。
    (資料:郵政研究所付属資料館所蔵)

  • 大正デモクラシー (7)
     大正デモクラシーとは日露戦争後から大正末年までの間、政治、社会、文化の各  方面に現れた民主主義、自由主義的な傾向をいいます。
    その理論的な根拠となった のは、政治学者、吉野作造(1878-1933)の唱えた「民本主義」でした。また、雑誌「白樺」を中心とする白樺派の文学は、この時代を代表するものです。
    (肖像:大正14年頃撮影された白黒写真を基に作画したもの)
    (資料提供:日本近代文学館)
    (写真提供:吉野作造記念館)

  • 米騒動(8)
     第一次世界大戦による好景気は、物価の騰貴を招き、特に米価は、地主の売り惜しみ、商人の買い占めもあって、1918年7月頃から暴騰しました。このため、富山県の漁村の女性たちが、米の移出禁止と安売りを要求し、行動を起こしたことが契機となって、全国各地で騒動が起こりました。
    (絵巻:徳川美術館所蔵)
    (写真提供:共同通信社)

  • 竹久夢二の活躍(9)、(10)
     画家、竹久夢二(1884-1934)は、大正期に独特の美人画と叙情詩文で、一世を風 靡しました。1914年には、絵はがきや小物を売る絵草紙店「港屋」を開店し、 デザイナーとしても先駆的業績を残しました。
    (肖像:大正9年に撮影された白黒写真)
    (資料提供:竹久夢二伊香保記念館)