平成14年文化人郵便切手
名称 | 平成14年文化人郵便切手 | ||
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種類 | 80円郵便切手 | ||
切手 | |||
意匠 | 正岡子規の肖像と俳句 | 鳥居清長画「大川端夕涼み図」(左図) | 田中舘愛橘の肖像とタイプライター・地球 |
発行日 | 平成14年11月5日(火) | ||
発行枚数 | 900万枚 | 1,000万枚 | 900万枚 |
印面寸法 | 縦38.5mm 横26.5mm |
縦38.5mm 横25.0mm |
縦38.5mm 横28.0mm |
版式刷色 | グラビア5色及び凹版1色 | ||
デザイン | 竹田 紀子 (財務省印刷局工芸官) |
中井 昌典 (財務省印刷局工芸官補) |
三股 美枝 (総務省技芸官) |
発行する郵便切手のデザイン等
正岡子規・没後100年 〔1867~1902〕
正岡子規は、明治時代に活躍した俳人・歌人で、雑誌「ホトトギス」を支援し、「歌よみに与ふる書」で短歌革新ののろしを上げ、根岸短歌会を設立しました。また雑誌「ホトトギス」の編集・刊行も引き受けて伝統詩革新の先頭に立ちました。
本郵便切手は、子規の肖像及び子規直筆の絶筆の俳句「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」からデザインしています。
鳥居清長・生誕250年 〔1752~1815〕
鳥居清長は、江戸時代中期に活躍した浮世絵師で、鳥居家三代清満の門人となり、清満や鈴木春信の画風にならった錦絵を制作しましたが、天明年間に独自の画風を確立して、大判錦絵を横につなげた二枚続、三枚続の画面に江戸の風景を写実的に描き多数の美人を配した錦絵作品を得意としました。
文化人郵便切手においては、対象とする文化人の肖像を中心にデザインすることを原則としていますが、清長については肖像画が存在しないことから、本郵便切手は、重要文化財に指定されている清長画「大川端夕涼み図」(左図)からデザインしています。
田中舘愛橘・没後50年 〔1856~1952〕
田中舘愛橘は、明治時代から昭和時代にかけて国際的に活躍した物理学者で、震災予防調査会及び緯度観測所の設立など我が国の地球物理学の確立に尽力したほか、航空学の研究、日本式ローマ字及びメートル法の普及などに努め、昭和19(1944)年に文化勲章を受章しました。
本郵便切手は、愛橘の肖像と、日本式ローマ字にちなんでタイプライター、地球物理学にちなんで地球をデザインしていますが、切手内の氏名のローマ字表記は、愛橘が日本式ローマ字の普及に努めたことにちなみ、ヘボン式ではなく日本式で行っています。
文化人郵便切手について
我が国の今日の発展の基礎を築いた学術・文化の先覚者の偉業をたたえるとともに、今後の我が国の学術・文化の発展に資するため、平成4(1992)年から文化人郵便切手を発行しています。
発売概要
販売場所
全国の郵便局等
シート構成
10枚(縦5枚・横2枚)
3種共通。なお、1枚から販売します。
通信販売
東京中央郵便局において通信販売を行います。
郵便振替による申込み
平成14(2002)年12月5日(木)までに、全国の普通郵便局及び特定郵便局全局に備付けの「切手注文専用振替用紙」でお申込みください。
郵便貯金の自動払込みによる申込み
特殊切手やふるさと切手を継続して購入御希望の方は、1回の申込みで継続して郵便切手の購入ができる郵便貯金の自動払込み制度を利用した通信販売サービスが便利です。全国の普通郵便局及び特定郵便局全局に備付けの「自動払込利用申込書」により、平成14(2002)年10月18日(金)までにお申込みください。
郵趣のための押印サービス
押印サービスの実施
特別日付印による初日押印サービスを次表のとおり実施します。
区別 | 押印方法 | 記念押印 | 引受消印 | 取扱郵便局 | ||
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絵入り | 黒活 | 絵入り | 黒活 | |||
窓口 | 手押し | ○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
取り扱う印ごとに 別表1から別表3までに示す郵便局 |
記念押印機 | ○ | ○ (機械ハト印のみ) |
○ | ○ (機械ハト印のみ) |
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郵頼 | 手押し | ○ | ○ (和文ハト印のみ) |
○ | ○ (和文ハト印のみ) |
松山中央郵便局 |
○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
日本橋郵便局 | ||
○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
○ | ○ (和文ハト印及び 欧文ハト印のみ) |
二戸郵便局 | ||
押印機 | ○ | - | - | - | 大阪中央郵便局 (松山中央郵便局名によるもの) |
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○ | - | - | - | 大阪中央郵便局 (日本橋郵便局名によるもの) |
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○ | - | - | - | 大阪中央郵便局 (二戸郵便局名によるもの) |
(注)
- 「郵頼」とは、郵便による初日押印の申込みのことです。
- 「絵入り」とは、絵入りハト印のことです。また、「黒活」とは、和文ハト印、欧文ハト印及び機械ハト印の総称です(これらの意匠については、「特別日付印等の意匠」を参照願います。)。
- 「引受消印」のうち欧文ハト印及び機械ハト印については、外国あてとするものに対するものに限ります。
郵頼による記念押印の申込方法
所要の郵便切手代金(郵便為替の「普通為替」又は「定額小為替」によること。)を添え、次の要領で「記念押印」及び「引受消印」の各別にお申込みください。
記念押印
郵便切手を貼る位置、郵便切手の意匠及び押印箇所を指定した封筒若しくは台紙又はこれらに類するもので材質が紙であるもの(1枚の大きさが23.5cm×12.0 cm以内のもの)に返信用封筒(返送先を明記し、必要な郵便切手を貼り付けたもの)を添え、送付してください。
なお、申込封筒の表面左横には、それぞれ次のとおり朱書きしてください。
1. | 手押しによる押印 | ・・・・・・ | 「文化人記念」 |
2. | 押印機による押印 | ・・・・・・ | 「文化人押印機記念」 |
引受消印
郵便切手の意匠を指定の上、あて名を明記した定形郵便物の大きさの封筒又は私製葉書を送付してください。
なお、申込封筒の表面左横には、「文化人引受」と朱書きしてください。
申込先(郵頼指定局)
押印方法 | 申し込み先 |
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手押し | 〒790-8799 松山市三番町3-5-2 松山中央郵便局 郵便課 「文化人・手押し」初日印係 |
〒103-8799 中央区日本橋1-18-1 日本橋郵便局 郵便窓口課 「文化人・手押し」初日印係 |
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〒028-6199 二戸市福岡字五日町67 二戸郵便局 「文化人・手押し」初日印係 |
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押印機 | 〒530-8799 大阪市北区梅田3-2-4 大阪中央郵便局 調整課 気付 松山中央郵便局「文化人・押印機」初日印係 |
〒100-8799 千代田区丸の内2-7-2 東京中央郵便局 切手普及課 気付 日本橋郵便局「文化人・押印機」初日印係 |
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〒980-8799 仙台市青葉区北目町1-7 仙台中央郵便局 郵便窓口課 気付 二戸郵便局「文化人・押印機」初日印係 |
お申し込み期限
平成14(2002)年10月26日(土)(当日消印有効)
特別通信日付印の意匠等
絵入りハト印の意匠
左:手押し用 右:記念押印機用
和文ハト印等の意匠
左:和文ハト印 中:欧文ハト印 右:機械ハト印
お問い合わせ先
押印サービス実施局
別表1 絵入りハト印(手押し、押印機とも)、和文ハト印及び機械ハト印
地方別 | 郵便局名 |
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北海道 | 札幌中央 |
東北 | 仙台中央 |
関東 | 横浜中央 |
東京 | 東京中央 |
信越 | 長野中央 |
東海 | 名古屋中央 |
近畿 | 大阪中央 |
中国 | 岡山中央 |
九州 | 福岡中央 |
別表2 絵入りハト印(手押し)、和文ハト印及び欧文ハト印
地方別 | 郵便局名 |
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北海道 | 旭川中央、函館中央及び釧路中央 |
東北 | 青森中央、盛岡中央、二戸、秋田中央、山形中央及び福島中央 |
関東 | 水戸中央、宇都宮中央、前橋中央、浦和中央及び甲府中央 |
東京 | 神田、日本橋、京橋、芝、上野、渋谷及び新宿 |
北陸 | 富山中央及び福井中央 |
東海 | 静岡中央及び津中央 |
近畿 | 大津中央、大阪東、奈良中央及び和歌山中央 |
中国 | 鳥取中央、松江中央、広島東、福山及び山口中央 |
四国 | 徳島中央、高松中央及び高知中央 |
九州 | 北九州中央、佐賀中央、大分中央及び宮崎中央 |
別表3 絵入りハト印(手押し)、和文ハト印及び機械ハト印
地方別 | 郵便局名 |
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関東 | 千葉中央 |
信越 | 新潟中央 |
北陸 | 金沢中央 |
東海 | 岐阜中央 |
近畿 | 京都中央及び神戸中央 |
中国 | 広島中央 |
四国 | 松山中央 |
九州 | 長崎中央、熊本中央及び鹿児島中央 |
沖縄 | 那覇中央 |