特殊切手
「干支文字切手」の発行
郵便事業株式会社(東京都千代田区、代表取締役会長CEO 北村憲雄)は、平成16年から発行しご好評をいただいている、翌年の干支文字を様々な書体で書き表した特殊切手「干支文字切手」及び「通常版切手帳(干支文字切手)」を発行いたします。
発行する切手の内容
名称 | 干支文字切手 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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発行日 | 平成20年11月21日(金) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種類 | 80円郵便切手 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
切手 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シート構成・意匠 |
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1シート10枚/※ 1枚から販売します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書 |
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印面・小切れ寸法 | 縦 36.5mm × 横 28.05mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シート寸法 | 縦 222.5mm × 横 112.2mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
版式刷色 | オフセット5色・エンボス加工 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発行枚数 | 2,000万枚 (200万シート) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
考証助言 | 松丸 道雄(まつまる みちお) (東京大学 名誉教授) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デザイン | 森田 基治(もりた もとはる) (切手デザイナー) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
販売場所 | 全国の郵便局及び郵便事業株式会社支店等 (通信販売も行います。) |
発行する切手帳の内容
名称 | 通常版切手帳(干支文字切手) |
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発行日 | 平成20年11月21日(金) |
価格 | 1,200円(切手1シート800円を含む。) ※1 |
寸法 | 縦 257.0mm × 横 182.0mm ※2 |
発行部数 | 5万部 |
商品概要 | 特殊切手「干支文字切手」1シートを収めた見開きの切手ケースです。切手ケースは厚紙となっており、ケース内側には、切手デザインの説明等を記載しています。 |
販売場所 | 原則として別添の郵便局及び郵便事業株式会社支店等。 (通信販売も行います。) ※3 |
※1 | 切手帳は切手1シートとのセット販売のみです。切手を除いたケースのみの販売は行いません。 |
※2 | 切手帳を折りたたんだ状態。寸法は、若干変更となる場合があります。 |
※3 | その他の郵便局においては、お取り寄せによる販売となります。 なお、発行部数が5万部のため、売り切れる場合もございますので、予めご了承ください。 |
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発行する郵便切手のデザイン等
【「干支文字切手」について】複数の書家が様々な書体で書き表した翌年の「干支文字」をデザインした切手は、平成16年(平成17年の干支「酉」)から発行しており、本年で5年目を迎えます。
来年の干支である「丑」の書を基としたデザインのほか、印刷の段階で強く圧力をかける技法で、文字の一つ一つが点字のように盛り上がっている「エンボス加工」と細かな文字「微細文字」の特殊印刷が施されています。
(1) | 金文の牛(象形文字(しょうけいもじ)) |
牛の頭部を前面から描いた形で、大きな角を強調して、雄々しく堂々たる存在感ある牛を表現しようと試みた。 | |
(2) | 金文の丑(金文) |
周(しゅう)代の古璽(こじ)に雑形璽(ざっけいじ)と称する変形の璽(じ)(戦国時代以前の印)があり、この形に倣って金文体を入れた。 | |
(3) | 金文による牛(篆書) |
西周(せいしゅう)時代の金文(青銅器にみられる文字)をもとにして、悠揚と堂々と前進する牛を思い浮かべて表現した。 | |
(4) | 隷書をもとにした己丑(隷書) |
毛筆書きにする為に現代感覚で、表現してみた。 | |
(5) | ひらがなのうし(かな) |
変形仮名を使わず、平易な二字の組み合わせに意を用い、かな本来のもつ優美で雅な雰囲気の表現を試みた。 | |
(6) | 牛の頭部を前面から描いた形(甲骨文) |
三千年前に使われた直線的で切れ味の鋭い甲骨文を古代色豊かに、現代に蘇生させるべく試みた。 | |
(7) | 隷意を基に牛(楷書(かいしょ)) |
豊潤で線に生命力があり、呼吸のながい表現になればと思いつつ書いた。 | |
(8) | 丑(楷書) |
骨組みがたくましく、力強い牛にしたいと思い、龍門造像記(りゅうもんぞうぞうき)に書かれている筆法を参考にして表現した。 | |
(9) | 篆書(てんしょ)をもとにした己丑 |
篆書体の書線に細い太い変化をつけ、行意を入れて造形に動きを加え、現代的な情感を盛り込んで表現してみた。 | |
(10) | 甲骨文字(こうこつもじ)-古くから十二支の丑に当てられてきた |
手指を立てて、強く物を執る形に象った象形文字。簡素な線の組合せだが、存分に字義を表現し得て妙。 |
渡辺始興(1683-1755)は、江戸時代中期の画家です。狩野派、大和絵を学ぶとともに、写生にも力を入れ、様々な画風を巧みにこなしました。
「農夫図屏風」は、牛を連れて家路につく若い農夫が描かれています。淡く彩られた秋草の咲く野辺を牛がゆったりと歩んでいます。
切手シートの背景画には、この「農夫図屏風」の一部分を使用しています。
所蔵:東京国立博物館
その他
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