特殊切手
「干支文字切手」の発行
郵便事業株式会社(東京都千代田区、代表取締役会長CEO 北村憲雄)は、平成16年から発行しご好評をいただいている、翌年の干支文字を様々な書体で書き表した特殊切手「干支文字切手」及び「通常版切手帳(22年干支文字切手)」を発行いたします。
発行する切手の内容
名称 | 干支文字切手 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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発行日 | 平成21年11月20日(金) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種類 | 80円郵便切手 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
切手 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シート構成・意匠 |
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1シート10枚/※1枚から販売します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書 |
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印面・小切れ寸法 | 縦36.5mm×横28.05mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シート寸法 | 縦222.5mm×横112.2mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
版式刷色 | オフセット5色・エンボス加工 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発行枚数 | 1,800万枚(180万シート) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
考証助言 | 松丸 道雄(まつまる みちお) (東京大学 名誉教授) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デザイン | 森田 基治(もりた もとはる) (切手デザイナー) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
販売場所 | 全国の郵便局及び郵便事業株式会社支店等 (通信販売も行います) |
発行する切手帳の内容
名称 | 通常版切手帳(22年干支文字切手) |
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発行日 | 平成21年11月20日(金) |
売価 | 1,200円(切手1シート800円を含む。) ※1 |
寸法 | 縦257.0mm×横182.0mm ※2 |
発行部数 | 3万部 |
商品概要 | 特殊切手「干支文字切手」1シートを収めた見開きの切手ケースです。切手ケースは厚紙となっており、ケース内側には、切手デザインの説明等を記載しています。 |
販売場所 | 原則として別紙の郵便局及び郵便事業株式会社支店等 (一部、通信販売も行います) ※3 |
※1 | 切手帳は切手1シートとのセット販売のみです。切手を除いたケースのみの販売は行いません。 |
※2 | 切手帳を折りたたんだ状態。寸法は、若干変更となる場合があります。 |
※3 | その他の郵便局においては、お取り寄せによる販売となります。 なお、発行部数が3万部のため、売り切れる場合もございますので、予めご了承ください。 |
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発行する郵便切手のデザイン等
【「干支文字切手」について】
複数の書家が様々な書体で書き表した翌年の「干支文字」をデザインした切手は、平成16年(平成17年の干支「酉」)から発行しており、本年で6年目を迎えます。
来年の干支である「寅」の書を基としたデザインのほか、印刷の段階で強く圧力をかける技法で、文字の一つ一つが点字のように盛り上がっている「エンボス加工」と細かな文字「微細文字」の特殊印刷が施されています。
【切手デザインについて】(解説は書家の方々からのコメント)
(1) | 虎(行書) |
一番身近な書体である行書を題材としつつ、書のもつ深奥性(しんおうせい)・存在感が表現出来ればと、心掛けた。 | |
(2) | 金文の寅(金文) |
拓本(たくほん)の寅に、わが意を吹き込んで蘇生させ、逞しくふくよかな寅を表現したいと試みた。 | |
(3) | 周代(しゅうだい)の金文の寅(金文) |
この時代の文字は精霊が宿り、造形的にも魅力がある。特に一字印の表現に適した素材であります。 | |
(4) | 青銅器(せいどうき)の文字による寅(金文) |
金文という書体にとらわれずに、線に動きとリズム感をもたせた。 | |
(5) | 隷書(れいしょ)をもとにした寅(隷書) |
表面的な変化にとらわれないで、きちんとした骨格に意識を置いた表現にした。 | |
(6) | ひらがなのとら(かな) |
読みやすくを第一と考え「虎の頭と尻尾」をイメージしての表現を試みました。 | |
(7) | 楷書(かいしょ)に近い行書の庚寅(かのえとら)(行書) |
すなおに、明るく、のびやかに、そしてなによりも気品、を心がけた。そのような年でありたい。 | |
(8) | 西周時代(せいしゅうじだい)の金文による虎(金文) |
嘯(うそぶ)いて大風を呼び起こすような力強い虎を想像しながら書き、そして刻しました。 | |
(9) | 甲骨文字(こうこつもじ)による庚寅(甲骨文字) |
殷(いん)代の甲骨とは趣を異にするが、力強く堂々と書き視覚に訴える表現を試みた。 | |
(10) | 秦隷(しんれい)による寅(秦隷体) |
秦簡(しんかん)に倣った文字表現に、白い平面を限定し、色彩の飛沫によって装飾性も同時に強調した。 |
【背景「
橋本雅邦 (1835-1908)は、岡倉天心らと日本美術院を創立し、内国勧業博覧会、万国博覧会で活躍しました。この作品は、明治28年(1895年)に第四回内国勧業博覧会の出品作品です。発表当時は、そのあまりの斬新さゆえか、評価は、優劣こもごもでしたが、昭和30年(1955年)には、明治の美術品として初めて国の重要文化財に指定されました。
切手シートの背景画には、左隻に描かれた虎の図の一部分を使用しています。
所蔵:静嘉堂文庫美術館
その他
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