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日本郵便トップ > 東京国立近代美術館開館60周年・京都国立近代美術館開館50周年

特殊切手

「東京国立近代美術館開館60周年・京都国立近代美術館開館50周年」の発行

郵便事業株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 鍋倉眞一)は、日本で最初の国立美術館である東京国立近代美術館が昭和27(1952)年12月に開館してから平成24(2012)年12月で60年、また、京都国立近代美術館が昭和38(1963)年3月に東京国立近代美術館の分館として開館してから平成25(2013)年3月で50年を迎えることを記念して、特殊切手「東京国立近代美術館開館60周年・京都国立近代美術館開館50周年」を発行します。

発行する切手の内容

名称 東京国立近代美術館開館60周年・京都国立近代美術館開館50周年
発行日 平成24(2012)年6月1日(金)
種類 80円郵便切手
切手

80円郵便切手

シート構成・意匠
(1): 「湯女(ゆな)」(左隻)土田麦僊(つちだばくせん) (2): 「湯女(ゆな)」(右隻)土田麦僊(つちだばくせん)
(3): 「少女(しょうじょ)」南薫造(みなみくんぞう) (4): 「三遊亭円朝像(さんゆうていえんちょうぞう)」鏑木清方(かぶらききよかた)
(5): 「道路と土手と塀(どうろとどてとへい)(切通之写生(きりどおしのしゃせい)) 」岸田劉生(きしだりゅうせい) (6): 「母子(ぼし)」上村松園(うえむらしょうえん)
(7): 「窓辺読書(まどべどくしょ)」太田喜二郎(おおたきじろう) (8): 「後苑雨後(こうえんうご)」徳岡神泉(とくおかしんせん)
(9): 「婦人像(ふじんぞう)」安井曽太郎(やすいそうたろう) (10): 「花の習作(はなのしゅうさく)」福田平八郎(ふくだへいはちろう)
  • (1)~(6)については、東京国立近代美術館蔵
    (7)~(10)については、京都国立近代美術館蔵
1シート10枚/※1枚から販売します。
小切寸法 縦38.5mm×横28.0mm
印面寸法
(1)~(2): 縦38.5mm×横28.0mm
(3)~(10): 縦35.5mm×横25.0mm
シート寸法 縦222.5mm×横140.0mm
切手デザイナー 貝淵 純子
版式刷色 グラビア6色
発行枚数 1,200万枚(120万シート)
販売場所 全国の郵便局および郵便事業株式会社支店等
(日本郵便株式会社Webサイト内「切手SHOP」のほか郵便振替による通信販売も行います。)(※)

※切手SHOPへの掲載は4月下旬を予定しています。

発行する切手のデザイン等について

(1)「湯女(ゆな)」(左隻)、(2) 「湯女(ゆな)」(右隻)、(1)、(2)とも土田麦僊(つちだばくせん)(重要文化財)

山並みは平安時代の大和絵、生い茂る松の樹は桃山時代の障壁画、真っ赤な着物をまとう官能的な女性はルノワール。第1回国画創作協会展出店作である本作品は、古今東西の様式への共感と参照のもとで生まれました。伝統や枠組みに捉われず、新しい近代日本絵画を創ろうとした若き麦僊の意欲作です。

(3)「少女(しょうじょ)」南薫造(みなみくんぞう)

イギリス留学を終えパリに滞在した時期に描かれ、帰国後白樺社主催「南薫造(みなみくんぞう)、有島壬生馬(ありしまみぶま)滞欧記念絵画展」に出品された作品です。庭のテーブルで物書きに専心する少女のひたむきさが、繊細な描線と淡い色調による清涼な画面とあいまって、穏やかな詩情を漂わせています。

(4)「三遊亭円朝像(さんゆうていえんちょうぞう)」鏑木清方(かぶらききよかた)(重要文化財)

落語家、三遊亭円朝(1839~1900) は、清方の父の旧友で、画家自身も身近に接していたといいます。本作品では正座した円朝が湯飲みの向こうの客席にひたと視線を向けた、噺に取り掛かる前の一瞬の姿が描かれています。姿かたちは記憶の中の面影をたよりに描かれ、円朝の鋭く光る眼、結んだ口元からは名人の厳しさや緊張感が伝わってきます。その一方で、着物や帯、座布団、小道具は、遺愛の品のスケッチをもとに、入念に描写されています。

(5)「道路と土手と塀(どうろとどてとへい)(切通之写生(きりどおしのしゃせい))」岸田劉生(きしだりゅうせい)(重要文化財)

劉生が当時住んでいた代々木付近の光景を描いた作品です。古典絵画の感化を経た眼を持って改めて自然に肉薄しようとする作家の視線が注がれています。密度の高い画面作りと見るものに迫るような得意な空間把握によって、大正時代の絵画の中でも傑出した独自性を持つ作品です。

(6)「母子(ぼし)」上村松園(うえむらしょうえん)(重要文化財)

身を乗り出す幼子と、その子をしっかりと抱き、愛情に満ちた眼差しを注ぐ母親。親子のなにげない日常の一コマが崇高な母子像へと高められています。松園は実母の死後、母や母性を主題とする作品を描くようになりました。母を亡くした年に帝国美術院展覧会に発表された本作品は、まさに松園晩年の新境地を拓くことになった記念すべき作品です。肌や髷(まげ)、衣裳の描写に、松園が美人画で培った感性と技術が見て取れます。

(7)「窓辺読書(まどべどくしょ)」太田喜二郎(おおたきじろう)

東京美術学校で黒田清輝に学び、卒業後ベルギーに留学した異色の洋画家です。ベルギーでは新印象派の技法を学び、明るい色彩によって点描を駆使した作品を数多く残しました。この作品も小品ですが、足かけ6年に及んだ留学の成果が発揮され、柔らかな陽射しを浴びて、読書する上品な女性が印象的です。

(8)「後苑雨後(こうえんうご)」徳岡神泉(とくおかしんせん)

花壇に植えられた散り初めの白牡丹からは花粉がこぼれ、水たまりに姿を映して、羽づくろいに余念のない鳩の周りには花びらがそっと舞い落ちる。牡丹の花は肉感的で濃厚という印象が強いですが、白い牡丹には清楚な美しさが漂い、華やかな前庭とは違って、ひっそりと静けさに包まれた雨上がりの後苑の魅力を巧みに描きだしています。

(9)「婦人像(ふじんぞう)」安井曽太郎(やすいそうたろう)

この作品が描かれた前年の「座像」で、いわゆる「安井様式」が確立したとされ、その同じモデル(乃木希典の姪の長女)によって描かれた作者の代表作の1点です。リアリズムを基盤にしながらも、大胆な空間構成の中に女性を配し、作者の「主観的写実主義」と呼ばれる個性がいかんなく発揮されています。

(10)「花の習作(はなのしゅうさく)」福田平八郎(ふくだへいはちろう)

風に吹き寄せられて不規則な塊を形作りながら水面に浮かぶ花びらと、湿った土の部分にびっしりと敷きつめられた花びら。そして剣のように突き出た花菖蒲の緑鮮やかな若芽。平安神宮で取材した、桜の花が散り、花菖蒲が咲くまでの晩春の一コマが描かれていますが、その作品を「花」と題したところに作者のユニークな視点が感じられます。

その他

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【販売業者】

販売業者名   日本郵便株式会社
代表者氏名   髙橋 亨
住所   〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
受付窓口   お客様サービス相談センター
Tel:0120-2328-86
受付時間 平日8:00~22:00/土・日・休日9:00~22:00

【支払方法】

ゆうちょ銀行の「振替払込書」の払込みによってお支払いただきます。

【申込期限】

平成24年7月2日(月)まで。
なお、申込期限前であっても、販売状況によりご希望に添えない場合があります。

【商品の引渡し時期】

平成24年5月18日(金)までにお申込みの場合は、発行日から順次送付します。
平成24年5月19日(土)以降お申込みの場合は、入金の確認後、概ね3週間商品到着に時間がかかる場合があります。

【返品に関する特約】

お届けした切手に瑕疵があった場合は、到着後、上記連絡先までご連絡ください。
なお、切手の瑕疵以外での返品には応じかねます。

お問い合わせ先

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