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日本郵便トップ > 浮世絵シリーズ 第5集

特殊切手

「浮世絵シリーズ 第5集」の発行

2016年5月30日

日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 髙橋 亨)は、「諸国名所と江戸美人」として、歌川広重(うたがわひろしげ)筆「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」と江戸時代の浮世絵版画の美人画を題材とした、特殊切手「浮世絵シリーズ 第5集」を発行します。
本シリーズは2012(平成24)年から発行しており、今回で5回目となります。

  • 記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

発行する切手の内容

名称 浮世絵シリーズ 第5集
発行日 2016(平成28)年7月29日(金)
種類 82円郵便切手
切手
  • 画像をクリックすると拡大できます。
シート構成・意匠

シート構成

  1. 雛形若菜の初模様(ひながたわかなのはつもよう) あふきや内(うち) 遠路(とおじ)
    鳥居清長(とりいきよなが)筆
  2. 娘道成寺(むすめどうじょうじ)
    喜多川雪麿(きたがわゆきまろ)筆
  3. 風俗東之錦(ふうぞくあずまのにしき) 汐汲(しおくみ)
    鳥居清長筆
  4. 兵庫や内(ひょうごやうち) 月岡(つきおか)
    一楽亭栄水(いちらくていえいすい)筆
  5. 目出度三幅対(めでたさんぷくつい) 兄弟睦敷図(きょうだいむつまじきず)
    喜多川歌麿(うたまろ)筆
  6. 六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 河内(かわち) 牧方男山(ひらかたおとこやま)
    歌川広重(うたがわひろしげ)筆
  7. 六十余州名所図会 土佐(とさ) 海上松魚釣(かいじょうかつおつり)
    歌川広重筆
  8. 六十余州名所図会 伊勢(いせ) 朝熊山峠の茶屋(あさまやまとうげのちゃや)
    歌川広重筆
  9. 六十余州名所図会 隠岐(おき) 焚火の社(たくひのやしろ)
    歌川広重筆
  10. 六十余州名所図会 筑後(ちくご) 簗瀬(やなせ)
    歌川広重筆
1シート10枚
売価 1シート820円
小切・印面寸法 縦38.5mm×横28.0mm
シート寸法 縦222.5mm×横93.5mm
助言・考証 佐藤 光信(平木浮世絵美術館長)
切手デザイン 玉木 明(切手デザイナー)
版式刷色 オフセット6色
発行枚数 800万枚(80万シート)
販売場所

(注)切手SHOPへの掲載は、2016(平成28)年7月15日(金)を予定しています。

発行する郵便切手のデザインについて

(1)「雛形若菜の初模様(ひながたわかなのはつもよう) あふきや内(うち) 遠路(とおじ)」(鳥居清長(とりいきよなが)筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵)

新春の新柄の着物を披露するという磯田湖龍斎(いそだこりゅうさい)の代表作を清長が引き継ぎました。
扇屋の遠路は清長美人の特徴であるすらりとしたスタイルに描かれ、着物の柄が美しく映えて見えます。

(2)「娘道成寺(むすめどうじょうじ)」(喜多川雪麿(きたがわゆきまろ)筆、平木浮世絵美術館蔵)

雪麿は、喜多川歌麿の門人である月麿(つきまろ)の弟子と伝えられ、錦絵を少しと、著作を残しています。舞踊の『京鹿子娘道成寺』を演じる娘の優しい容貌には、歌麿の美人画の画風が感じられます。

(3)「風俗東之錦(ふうぞくあずまのにしき) 汐汲(しおくみ)」(鳥居清長筆、山口県立萩美術館・浦上記念館蔵)

謡曲『松風』は、在原行平が配流された須磨で出会った松風、村雨の姉妹との悲恋。
平安時代の物語を江戸時代の女性の姿として描き、美しい着物に蓑を付けて汐汲みの職業を表しています。

(4)「兵庫や内(ひょうごやうち) 月岡(つきおか)」(一楽亭栄水(いちらくていえいすい)筆、平木浮世絵美術館蔵)

江戸時代に広まった抛入花(なげいればな)という自由な生け方に倣い、釣瓶形の花生けに菊の花を差し入れています。月岡は生け花や書をたしなんだと言われ、くつろいだ様子が写されています。

(5)「目出度三幅対(めでたさんぷくつい) 兄弟睦敷図(きょうだいむつまじきず)」(喜多川歌麿(うたまろ)筆、平木浮世絵美術館蔵)

兄弟が仲睦ましいのは目出度いことであるという題名で、針仕事をする姉に、妹が本を差し出して読み方を教わっています。本は『論語』で、作品全体に道徳的な雰囲気を与えています。

<「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)」>(歌川広重(うたがわひろしげ)筆、平木浮世絵美術館蔵)

「六十余州名所図会」は1854(安政元)年から1856(安政3)年にかけて制作された、当時の日本全国の名所を題材とした連作版画で、五畿七道の68の国を網羅しています。

(6)「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ) 河内(かわち) 牧方男山(ひらかたおとこやま)」

大阪の北東部に位置する枚方は、淀川の水運の拠点として賑わいました。遠くに見える山は比叡山のようですが、枚方からは実際には見えないので、広重が創作した風景になっています。

(7)「六十余州名所図会 土佐(とさ) 海上松魚釣(かいじょうかつおつり)」

高知沖は黒潮に乗って来る鰹の漁場として有名で、鰹を傷めない一本釣りの漁法が行われました。大勢の漁師が賑やかに働く船を手前から奥へと配置して、巧みに奥行きを表現しています。

(8)「六十余州名所図会 伊勢(いせ) 朝熊山峠の茶屋(あさまやまとうげのちゃや)」

朝熊山は伊勢と鳥羽の間にある山で、山頂の金剛証寺には多くの参詣者が訪れました。茶屋のある山頂から見下ろすと、いくつもの山と険しい道を越えた先に伊勢湾が望めます。

(9)「六十余州名所図会 隠岐(おき) 焚火の社(たくひのやしろ)」

隠岐の西ノ島にある焼火神社は、海運関係者の篤い信仰を集めました。
船は神事が行われている舳(へさき)部分だけを見せ、波が大きくうねる海の様子を描いて、ダイナミックな作品としています。

(10)「六十余州名所図会 筑後(ちくご) 簗瀬(やなせ)」

九州最大の川、筑後川を描いています。川の流れを仕切って二つに分け、一つは船の航行のためとし、もう一つは流れを集め、竹で編んだ簀(すのこ)に落として魚を獲る簗場が設けられています。

その他

日本郵便株式会社銀座郵便局において、通信販売を行います。
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【販売業者】

販売業者名   日本郵便株式会社
代表者氏名   髙橋 亨
住所   〒100-8798 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
受付窓口   お客様サービス相談センター
Tel:0120-23-28-86
受付時間 平日8:00~22:00/土・日・休日9:00~22:00

【支払方法】
ゆうちょ銀行の「振替払込書」の払込みによってお支払いただきます。

【申込期限】
2016(平成28)年8月29日(月)まで。
なお、申込期限前であっても、販売状況により早期に締め切る場合があります。通信販売のお申込みを早期に締め切る場合は、弊社Webサイトでお知らせします。

【商品の引渡し時期】
2016(平成28)年7月15日(金)までにお申込みの場合は、発行日から順次送付します。
2016(平成28)年7月16日(土)以降お申込みの場合は、入金の確認後、おおむね3週間商品到着に時間がかかる場合があります。

【返品に関する特約】
お届けした切手に瑕疵(かし)があった場合は、到着後、上記連絡先までご連絡ください。
なお、切手の瑕疵(かし)以外での返品には応じかねます。

【申込締め切り後のご注文に関する返金】
申込締め切り後にご注文をいただいた場合には、商品代金と送料を現金書留郵便物により返金いたします。お申込み時にお支払いただいた郵便振替手数料につきましては、返金いたしかねますので、ご了承ください。

お問い合わせ先

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