【ことば部門審査員総評】
今回も幅広い年齢層の方々から、大変読み応えのある素晴らしい年賀状が数多く応募されました。審査を進行していくと、年齢を重ねるごとに表現が吟味されていくのがよく見て取れます。
相手を想って心を込めて書くのが基本ですが、行間を膨らませていく作文・手紙などと違い、年賀状は行間を削りながらも効果的な表現になるよう工夫する必要があります。特に中学生以上の方には、短いフレーズの中に自分の想いが深く伝わるような、言葉を尽くした魅力ある作品を期待します。上辺だけで、状況を説明するだけの長々とした文章にならないように心掛けていただきたいと思います。
また、年齢によって贈る相手も限られ内容も似通ってしまうようですが、その中でもキラリと光る個性が自然に感じられるものが印象に残り、評価を受けているように思います。
SNSやLINE・メールの普及によって少なくなった“書いて伝える”ことの大切さをこれからも忘れないで欲しいと思っています。
ことば部門入賞作品
年賀状大賞
文部科学大臣賞
日本郵便賞
NHK学園賞
奨励賞
入賞作品のうち、応募規定に則した作品でないと発覚した作品は 入賞が取り消しとなる場合がございます。