日本郵便
進化するぬくもり。

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【ことば部門審査員総評】

 今年のことば部門の審査も、印象よりもメッセージ性を大切にし、一つひとつの作品を丁寧に受け止めながら進めました。その中で気になる点を挙げたいと思います。
 一つ目は「年賀状らしさ」です。ことば部門の作品として読む人の心を揺さぶるような内容であると同時に、年賀状コンクールとして「年賀状らしさ」も求められます。その両者を兼ね備えた作品が、高く評価されていたと思います。
 二つ目は「オリジナリティ」です。コロナ禍での開催も二年目となり、その影響を強く受けた作品が多く見受けられました。良い作品であっても、結果として似たような作品になっている点が残念でした。個性がキラリと光る、頭一つ抜け出すような作品を期待します。
 三つ目は「ことば」の扱いです。年賀状という特殊な側面や作者の年齢的なものもあり、一概には規定できませんが、書きことばと話しことばなど、上手な使い分けが求められます。そこを誤ると全体の印象を損ねてしまう恐れがありますので注意が必要です。
 感染症の収束の見通しも持ちにくい今日ですが、次年度はコロナ禍を一蹴してしまうような、より一層清々しい作品に出会えることを楽しみにしています。

後藤 石鼎 先生

ことば部門入賞作品 

年賀状大賞

文部科学大臣賞

日本郵便賞

NHK学園賞

奨励賞

審査員特別賞

大宮エリー賞

入賞作品のうち、応募規定に則した作品でないと発覚した作品は 入賞が取り消しとなる場合がございます。