【はがき作文部門審査員総評】
便利な世の中になり、コミュニケーションが比較的スムーズになった昨今、手紙というものに触れる機会が減っているのも事実でしょう。しかし、そういった今の時代だからこそ、手紙の良さはより一層味わい深いものになります。メールや電話に比べたら、手紙は時間も手間もかかるのは事実です。でも、その手間のかかる手紙だからこそ伝わる、やさしい思いや、行間を読む楽しさ、心地いいひと時を生むのです。
さて、今年度も本コンクールには、心のこもった数多くの作品が寄せられました。遠くに引っ越してしまった友達を思う手紙、病気のお母さんを心配する手紙、田舎のおばあちゃんから送られてきた数々の品々を感謝する手紙、大好きな先生に夏休みの発見や驚きを伝える手紙など、人と人とのつながりや絆を強く感じるものばかりでした。
普段口頭では伝えることができない気持ちを、手紙というツールを使って、これからも素直な気持ちをありのままに伝えられる人であってほしいと願っています。
菊池 英慈 先生
はがき作文部門入賞作品
文部科学大臣賞
日本郵便賞
金賞
銀賞
銅賞
佳作
暑中見舞い賞
入賞作品のうち、応募規定に則した作品でないと発覚した作品は入賞が取り消しとなる場合がございます。