手紙の基礎知識
手紙の基本形式
「頭語、前文、本文、末文、あとづけ」というのが手紙の一般的な構成です。
横書きの場合
縦書きの場合
1.頭語
おなじみの「拝啓」「謹啓」をはじめ、「拝復(返信の場合)」、「前略(急ぎの場合)」など、冒頭に書く手紙固有の挨拶語です。
女性のプライベートな手紙の場合は省く方が普通です。もしくは、「ひと筆申し上げます」「前文お許しください」や「謹んでお手紙差し上げます」などを柔らかい表現を使う方がいいでしょう。
2.前文
時候の挨拶、相手の近況(安否)を尋ねる、自分の近況(安否)を知らせる、というのがいわば三大要素ですが、場合に応じて全部揃っていなくても構いません。
最近会ったばかりなのに「お元気ですか」などと書くのは違和感がある場合もあります。
「前略」「冠省」など、急ぐことを示す頭語を使う場合は、前文は省いた方がいいでしょう。
3.末文
健康を祈る、返事を求める、などを使います。
結語は頭語と対応させて「拝啓」なら「敬具」、「前略」なら「草々」などと決まっています。
4.あとづけ
日付、自署、あて名を入れます。