サイト内検索
case

梱包・発送のアウトソーシングにより、
人材確保の課題を解消
網走から魅力いっぱいのクラフトビールを全国へ、
高品質で安定した配送を実現

網走ビール株式会社さま

ミッション
ふるさと納税で人気となり、出荷が増加する中、人口の減少、都心部への人材流出等により、対応する人材の確保が課題。
日本郵便のソリューション
受注の繁閑にも対応した安定的な人材運用が可能な郵便局での出荷ロジスティクス作業を提案。
パフォーマンス・ゴール
梱包・発送を委託することで、安定的出荷および社内の業務負担軽減に成功。出荷作業以外の業務により注力が可能に。

ふるさと納税やお歳暮・お中元などのギフト需要に応えるべく、
ギフト梱包も含めたロジスティクス作業を網走郵便局にアウトソーシング

網走の流氷をイメージした「流氷ドラフト」をはじめ、網走ならではのクラフトビールを市内で製造・販売している網走ビール株式会社さま。ECサイトやふるさと納税を通じて全国のお客さまに商品をお届けするためにゆうパックを利用いただいているほか、受注した商材の梱包・発送、ギフト受注の場合はギフト梱包、のしの貼付までのロジスティクス作業を網走郵便局にアウトソーシングしています。同社の常務取締役の川﨑鉄也さまに、ゆうパックを利用した経緯やロジスティクス作業をアウトソーシングしたことによる効果などについてお話を伺いました。

網走の魅力が詰まった、網走ならではのクラフトビールを全国に届けたい

網走ビールさまが販売するクラフトビールについて、商品づくりへの想いやこだわりを教えてください。

川﨑鉄也さま(以下敬称略) :網走ビールでは、「網走の魅力が詰まった、網走でしか作れないクラフトビールを作ること」を商品づくりのコンセプトとしています。たとえば、網走の冬の風物詩・流氷をイメージした「流氷ドラフト」は、弊社を代表する商品の一つ。ブルーのクラフトビールで、グラスに注ぐと白い泡が海に浮かぶ流氷のように見えるのが特徴です。そのほか、網走産の麦芽やさくらんぼを使用したクラフトビールなども製造しています。

商品をすべて網走市内で製造・出荷しているところもこだわりです。もともとは、弊社のグループ会社が運営する焼き肉店「網走ビール館」の中で製造していましたが、出荷量の増加に伴い隣の建物を買い取って工場を増設しました。現在もこの工場ですべての商品を製造し、全国へ出荷しています。

網走ビールの看板商品「流氷ドラフト」。天然色素のクチナシを使用することで鮮やかなブルーに。爽やかですっきりとした軽い飲み口も特徴。

網走ビールのグループ会社が運営する焼き肉店「網走ビール館」。醸造所が併設されており、店舗では網走ビールが手掛けるクラフトビールも楽しめる。

ゆうパックの決め手は「配送の丁寧さ」

商品配送にゆうパックを利用されていますが、配送先や件数について教えてください。

川﨑 :配送先は、取引先の商社のほか、ECサイトでの商品購入やふるさと納税を行った個人のお客さまなどで、月に平均2,000~3,000件程度です。網走郵便局には、梱包・発送だけではなくギフト梱包が必要な商品のラッピング及びのしの貼付等、ロジスティクス作業も委託しています。

そもそも、日本郵便を利用されたきっかけや決め手を教えてください。商品を配送するなかで課題に感じられていたことがあったのでしょうか。

川﨑 :弊社の商品は缶や瓶がメインで、瓶の割れや箱のつぶれなどの破損が発生することが課題となっていました。瓶や箱の強度を見直すなど弊社としてもできる限り対策はしてきましたが、破損の件数は思うように減らせませんでした。

価格面も決め手の一つでしたが、複数の配送会社にご相談したなかで、荷物の取扱い方が非常に丁寧である日本郵便にお願いすれば、弊社が最も重視する「お客さまが購入してくださった商品を適正な状態で届けること」がクリアできると考えました。「配送の丁寧さ」が今も継続して利用している大きな理由です。結果として破損を大幅に削減することができました。

網走ビール株式会社 常務取締役 川﨑鉄也さま

ラッピングやのしの貼付まですべて任せられたことで、業務負担の削減に成功

ギフト梱包などのロジスティクス作業も日本郵便にアウトソーシングされていますが、こちらはどのような経緯で始まったのでしょうか。

川﨑 :化粧箱に詰めたり包装紙に包んだりするギフト梱包の作業は、もともと社内のスタッフが2名体制で行っていました。しかしふるさと納税により商品の発送が大幅に増え、とても人手が足らず、配送に遅れが出る恐れがありました。そこで、日本郵便に相談しました。

ギフト梱包の作業は、お歳暮やふるさと納税のかけこみがある年末、お中元やビールの需要が増加する夏の時期に多くなり、ひと月で4,000~5,000件になることもあります。繁忙期に対応いただけるのかが私たちの懸念点でしたが、日本郵便側で継続的かつ安定的に人材を確保してロジスティクス作業をしていただけるとのことだったので、安心してお任せすることができました。

ECサイトやふるさと納税で少数注文した個人のお客さまには、基本的に化粧箱に入れた状態で配送。上から緩衝材を巻くことで破損を防いでいる。

実際に、ロジスティクス作業をアウトソーシングしたことで得られた効果やメリットを教えてください。

川﨑 :あて名ラベルやのしの貼付まで対応いただいているので、弊社で行うギフト梱包の作業が一切なくなり、社内の業務負担が軽減されました。また、ギフト用の化粧箱は箱が薄いので上から緩衝材を巻いてもらっており、おかげで破損もなく配送いただいています。ギフトラッピングについてもクレームがなく、見た目も美しくラッピングしていただいているのではと思います。本当に頼もしいです。

また、弊社では「安定した人材確保」も課題です。募集をかけても人が集まらなかったり、スタッフが体調を崩して欠勤したり退職したりすると、ギフト梱包の作業自体ができない状況になります。そうなると、取引先やお客さまからの信用が低下しかねません。ロジスティクス作業を日本郵便の人材に頼ることで、コストは発生するものの、それ以上に、安定的にギフト配送ができるようになることは大きなメリットだと感じました。

包装紙でのラッピングやのしにも対応。

日頃から密にコミュニケーションを取れる関係で、イレギュラーな依頼も相談しやすい

そのほか、日々配送を依頼しているなかで日本郵便を利用するメリットを感じているところはありますか?

川﨑 :日々の配送のなかで発生するイレギュラーな依頼も柔軟に対応いただけるところです。たとえば集荷は1日1回ですが、追加で配送が必要になるケースもあります。そのようなときでも日本郵便にお願いするといつも丁寧に対応してくださる印象があります。日頃から密にコミュニケーションを取り合えているので相談がしやすく、助かっています。実務担当のスタッフにも意見を聞いたところ、日本郵便のサービスや対応には本当に満足しています。

網走市内にある工場でクラフトビールを製造。

最後に、今後の展望を教えてください。

川﨑 :現在ありがたいことに商品の製造が追いついておらず、夏になると欠品が続いています。出荷量を増やすため、今まさに工場の増設工事を行っているところで、年内には完了する予定です。まずはお客さまをお待たせすることがないよう安定的に商品を供給できる体制を整えていきたいですね。

また、中国や香港、台湾などアジア圏からの取引の依頼も多くいただいているため、今後は輸出にも注力していきたいと考えています。出荷量が増えることで配送やギフト梱包の件数増加が見込まれるため、ロジスティクス作業も含めて引き続き日本郵便にご協力いただきたいと思っています。

※掲載記事の内容は2024年10月取材時の情報です。

JP
Account
Story
地元企業との関係性を築きながら、多様なニーズに応える
網走ビールさまに限らず、「人材確保」を課題に感じている企業さまは多く、今後も増えていくことが予想されます。その点、人材を安定的に確保しながらロジスティクス作業を行えることは日本郵便の強みです。企業さまの人材確保の課題解消や業務負担の削減に貢献するためにも、今後もロジスティクス作業のサービスを広く提案・提供してまいります。

お客さま紹介

1998年創立の網走ビール株式会社では、オホーツク海の流氷に見立てた「流氷ドラフト」をはじめ、世界遺産知床の新緑の季節をイメージした「知床DRAFT」、網走産の麦芽を使用した「ABASHIRIプレミアムビール」、網走監獄をイメージした「監極の黒」、網走産さくらんぼを使用した「桜桃の雫」など、網走の魅力が詰まった多彩なクラフトビールを製造・販売しています。また自社商品のほか、PB商品・OEM商品の製造も手掛けています。

大館市のロゴ

お客さま事例

お問い合わせ

ご利用申込、見積依頼、その他サービスに関するご不明点は、
お気軽に、お問い合わせください。

alt
閉じる
閉じる