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安心安全で美味しい日本の特産品や
良いものを全国に配送
二人三脚の物流スキームづくりで、
ともに事業成長を目指す

株式会社未来堂さま

ミッション
高品質の酒類・食品を全国に早く、安全に届ける物流基盤を構築し、日本全国に“おいしいもの”を広めたい。
日本郵便のソリューション
梱包仕様を含めロジスティクス戦略を協議し、全国に配送体制を構築しているゆうパックを提供。
パフォーマンス・ゴール
お客さまから信頼される配送品質で、驚異的な購買リピート率を獲得し、事業拡大に寄与。

厳選された酒類専門のEC通販で、年間出荷個数200万個超に
国内外への事業拡大に向け、「安心」につながる物流基盤を構築

ワインやウイスキー、日本酒など、安心安全と美味しさで厳選された国内外の酒類や食品を全国へ。岐阜県高山市(以下「高山」)から始まったECサイトでの通販は拡大を続け、現在では出荷個数年間200万個超にのぼるまで急成長を遂げている株式会社未来堂さま。この躍進の裏で、日本郵便とどのようにして物流基盤を築いていったのでしょうか。株式会社未来堂 代表取締役の塚本政利さまにお話を伺いました。

お酒に特化したECサイトで日本一に 原点は「高山から全国へ日本のいいものを」

ワインなどの酒類を中心としたEC事業を始めた経緯と現在の展開についてお聞かせください。

塚本政利さま(以下敬称略) :弊社は「日本のいいものを全国に届け、お客さまの幸せと笑顔をつくる」ことをコンセプトに、高山を拠点に酒類の通販を開始しました。国内の酒類販売シェアがまだ2~3%程度だったワインの販売に注目したのがきっかけで、BtoB、BtoCに向けて複数のECサイトを展開しています。

事業立ち上げ当初の目標は、7年以内に30億円の売上を立ててワイン販売において日本一を獲ることでした。ECサイト「酒類の総合専門店 フェリシティー」の立ち上げから数年のうちに酒類から飲料水まで取り扱い種類が大幅に増え、販売ECサイト数も拡大。おかげさまで現在は、年間200万個超まで出荷個数を伸ばしており、2023年には出店する楽天市場の酒類分野で3店舗が「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」受賞、Yahoo!ショッピングでは「ベストストアアワード 2023」で総合グランプリの「2023年度 Yahoo!ショッピング大賞」を受賞しました。

弊社の強みは、60%というお客さまのリピート購入率の高さです。インターネット広告などの宣伝活動は本格的に行っておらず、新規顧客の流入が少ない中、この驚異的なリピート率が事業成長の大きな原動力となっています。これは商品の質や幅広いラインナップなどに対する高評価だけでなく、日本郵便の配送品質の高さが合わさった結果だと捉えています。

株式会社 未来堂 代表取締役 塚本 政利さま

「酒類の総合専門店 フェリシティー」では、自社開発製品や輸入商品も販売。自社のブランディング力を生かし、取り扱う商品全体の販売の質の底上げを図っている

ワインを中心に日本トップクラスの洋酒の取り扱い種類数を誇る。

破損リスクの高い酒類をゆうパックで配送 品質の高さにお客さまから絶大な支持

現在BtoB、BtoC向けの通販すべての顧客向けの配送にゆうパックをご利用いただいています。配送業務を日本郵便に委託された経緯を教えてください。

塚本 :高山で酒店舗の経営を始めたときに、ギフト配送でゆうパックを利用したのが始まりで、EC事業の開始とともに日本郵便との取組みが本格始動しました。地理的に不便な高山から全国へ商品を配送するのには困難が伴いますが、当時荷物の引受を担当した高山郵便局の皆さんには本当に親身に相談に乗っていただき、効率的な配送の仕組みについて一から話し合い、集荷から配送まで担っていただきました。
とりわけ驚いたのは、「高山からECで日本一になる」という一見無謀とも思える目標を、郵便局の皆さんが全面的に支持してくれたことです。全国の物流インフラに向き合う日本郵便の真摯な姿勢と、全国に美味しいもの(商品)を広めたいという私たちの想いが合致したことが、事業拡大への大きな後押しとなったのだと思います。

余計な資材を使わない、かつ破損しない梱包仕様

販売されている酒類は破損リスクの高い商材でもありますが、梱包や配送の仕組みづくりにはどのように取り組まれたのですか。

塚本 :梱包仕様においては、過剰梱包とならないように気を付けながら、配送がしやすく破損リスクが低い仕様を開発しています。梱包サイズも、例えば80サイズで発送していたものを60サイズで発送できるように梱包を工夫するなど、日本郵便と弊社双方にとってムダのない梱包に取り組むことで、配送コストの削減につなげています。

弊社で販売する商品は、梱包1点あたりの平均単価が13,000~14,000円と高額のものが多く、配送の質はお客さまからの評価を大きく左右します。一時期物流倉庫の移設時に致し方なく他社の配送サービスを混ぜて利用した時期もありましたが、実際、日本郵便だけに戻してほしいという声もたくさん寄せられ、改めて『日本郵便あってのフェリシティー』となっていることに気づかされました。

梱包作業の様子

物流について一から話し合えるからこそ、質の高い販売・配送の連携が可能に

未来堂さまのECサイトでは注文当日の発送を実現されています。お客さまのもとに確実に、早く商品を届けるため、日本郵便との連携にどのように取り組んでいるのでしょうか。

塚本 :ゆうパックの利用開始当時より、弊社の物流倉庫で出荷商品のエリア仕分けをあらかじめ行うなど、配送負担軽減のためにできることに取り組んでいます。また新商品が出るたびに、品質・コストの確認から梱包仕様、配送までの流れを日本郵便と協議して決めています。出荷拠点が拡大する中でもその形は変わらず、日本郵便からの一方通行のサービス提供ではなく、売上目標やビジョンを共有し、お客さまに商品が届くまでの流れを一から協議して決める。そのことが、商品・配送の品質を維持するための強みになっているのは確かです。

※おおよそ13時までの注文を当日発送で、翌日午前中の納品を実現している(一部地域を除く)。
参考:当日配達ゆうパック

出荷個数が急増する中で、かなり高い初回配達率も実現されているとお聞きしました。お客さまの受取サービスはどのようなものを導入しているのでしょうか。

塚本 :お客さまのご要望に合わせて確実に配達するために、受け取り方法や日時が指定できる「e受取アシスト」サービスを導入しています。再配達を減らし、配達の質を維持していくためにも、お客さまのご協力が必要となりますが、ECサイトでは定期的にバナー告知するなど周知にも積極的に取り組んでいます。こうしたサービスの利用や周知の効果が出てきていて、9割を超える高い初回配達率を実現できています。
現在「置き配サービス」の導入に向け準備していますが、そのようなサービスを上手に利用して、お客さまの受け取りへの流れがますますスムーズになっていくことを期待しています。

エリアごと仕分けされた集荷前の商品。日本郵便の二段式ロールパレットへの積載で破損防止に役立てている。

越境ECへの挑戦を経て、日本の“産直”を国内外に届ける物流を実現したい

今後の未来堂さまの展望・展開をお聞かせください。

塚本 :まずはゆうパックを用いて、国内における酒販事業の拡大と、健康食品の販売を本格始動することを予定しています。また2025年には韓国を拠点に、国産の日本酒やウイスキーなどの酒類を販売する越境ECへの参入を予定しています。韓国の倉庫への輸送には日本郵便のUGXの利用を検討しており、荷姿や配達の所要時間、出荷から着荷までのロジ管理まで、配送の一貫を日本郵便と話し合っているところです。

最終的な目標としては、日本国内のすぐれた産直商品を国内外に展開し、地方を含めた日本のマーケットを活性化していきたいです。その時に、全国の地方に強固な物流基盤をもつ日本郵便の力が間違いなく必要となります。今後も新たな展開に向けて、ともに歩んでいきたいと思います。

※掲載記事の内容は2024年10月取材時の情報です。
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ビジョンを共有しているからこそ、常に“ベスト”を提案できる
お客さまの事業のビジョンを理解し、物流のパートナーとしてお客さまの事業成長を支えます。ECでの産直販売、国内外への販売拡大という目標に向けて、日本郵便の幅広いネットワークと物流スキームを生かして、今後もサポートしてまいります。

お客さま紹介

2007年、岐阜県高山市にて創業。日本トップクラスの洋酒の取り扱い種類数を誇るECサイト「酒類の総合専門店 フェリシティー」「FELICITY Beer&Water」「FELICITY Health&Beauty」「日本の酒専門店 地酒屋 萬禄」をはじめ、BtoC、BtoB向けの通販を手がけています。

お客さま事例

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